2009年3月24日
ある公立小学校における取り組みの総括と今後の日本の教育への提言
山形大学教職・教育実践研究
- 巻
- 4
- 号
- 4
- 開始ページ
- 71
- 終了ページ
- 82
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 山形大学
特定の公立小学校における取り組みとその成果が報告された。当該小学校では,200x年度から教師が親学習プログラムSTEPを受講し,教師-子ども間関係の変革が試みられた。その数年間にわたる成果として,200x+3年度のいくつかの側面における結果が報告された。その主な成果としては,発達障害児を含む学級集団における適応的な人間関係が創出されているということ,上学年における適応的な人間関係と高い学力の両立が達成されていること,一般の他校に比べて高い自尊感情が形成されていること,高い学力が維持された特定の学年では知能偏差値の上昇も見られたことなどが報告された。その成果を意味づけるにあたって,自尊感情やゆとり教育およびコミュニティ心理学の観点から意味づけられた。キーワード:学力と人間関係の両立, 自尊感情, "ゆとり教育", 社会システム的アプローチ
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1881-9176
- CiNii Articles ID : 110007578069
- CiNii Books ID : AA12125767