2006年4月 - 2008年3月
情動の評価・誘因と動的記憶の融合による大脳辺縁系の数理モデル及びその応用
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(C)
本研究では情動の評価・誘因要素と動的記憶回路を融合した数理モデルを構築し、大脳辺縁系の高次機能を有する知的システムを開発した。具体的には、海馬CA3 モデル、海馬-新皮質モデル、扁桃体モデルなど複数の数理モデルの開発・融合を行い、又、カオス的遍歴などによる情動・記憶の状態遷移を制御する方式を提案することによって、情動の関与した複数の時系列パターンの相互想起及び長期記憶形成機能を持つ大脳辺縁系の数理モデルを開発することができた。本研究は提案した大脳辺縁系数理モデルの開発によって、脳全体を統一する数理システムの実現可能性を示唆した。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 18500230
- 体系的課題番号 : JP18500230
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
1-
Neurocomputing 137 47-56 2014年8月 査読有り責任著者