基本情報

所属
大阪大学 歯学研究科 口腔科学専攻 助教

J-GLOBAL ID
200901021985476514
researchmap会員ID
1000185989

外部リンク

1983年、大阪府立大学工学部・応用化学・ 統計力学専攻(論文:Thermal Decompositions of CH3I and CD3I. Experimental and Theoretical Approaches to the Spocific Rates at the High Pressure Limit 著者:児玉典彌 大井康浩)
1989年3月大阪大学歯学部卒業
------------------《論文の説明》------------------
****≪歯周病≫母体感染の統合失調症発症への関与に関する論文****
【11.7 T MR Imaging Revealed Dilatation of Virchow-Robin Spaces within Hippocampus in Maternally Lipopolysaccharide-exposed Rats.
①統合失調症(歯周病菌内毒素母体投与)モデルラットを用いて、仔ラット海馬歯状回において、炎症のMRI指標と注目されているVirchow Robin spaces (VRS)拡大が幼若期まで認められた。
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【In vivo magnetic resonance imaging at 11.7 Tesla visualized the effects of neonatal transection of infraorbital nerve upon primary and secondary trigeminal pathways in rats.
①臨界期における末梢神経(三叉神経)の損傷が、延髄~視床レベルでの三叉神経関連の神経に及ぼす影響をMRIにより可視化しています。
②末梢神経損傷が中枢神経系に及ぼす影響を、MRIを用いて、非侵襲的に可視化する方法を示唆しています。

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【Optical Coherence Tomography Reveals in vivo Cortical Plasticity of Adult Mice in Response to Peripheral Neuropathic Pain.
Optical Coherence Tomography (OCT, 光干渉断層画像診断法)は齲蝕の非侵襲画像診断機器としても用いられています
①三叉神経痛は神経因性疼痛の一つとされ、その神経因性疼痛モデルラットの大脳皮質における可塑的変化をOCTにより可視化しています。
②OCTを用いて、現在、脳の血流測定、血管の形態の抽出を試みています。

------------------《試みた実験系》------------------
【CREST(次世代無侵襲・定量的脳機能イメージング法の開発;平成19年~平成23年)参加中に私自身が発案計画(詳細な記述準備中)し、試みた実験】

①スピンクロスオーバー現象を利用したMRI温度プローブの開発
生理的温度範囲内において、遷移金属の磁気的性質が急激に変化する物質(例:ヘモグロビン)を選択して、スペクトル温度依存性を測定した。この実験は、NMR(MRI)の化学シフト温度依存性は小さく、神経活動に伴う微小な温度変化を検出することは困難であるので、スピンクロスオーバー現象を生じる分子による測定の可能性を検討する為に行った。また一般に生理的温度範囲内で酵素活性の温度感受性が高く、スペクトルの温度依存性が高い酵素が報告されている。

②磁化移動を利用した、新規神経機能測定の開発
水分子は並進、回転、振動など運動が激しく、磁化移動は少ないと考えられ、細胞膜の脂質の、磁化移動が生じやすい環境を利用した神経機能測定技術の開発

③モデルラットを用いて、精神疾患を中心に神経疾患における免疫系の関与を可視化、解明を目的とした研究
免疫細胞のローリング現象の可視化(平成20年)、血液脳関門透過性と神経疾患、その他

④歯周病と神経変性疾患(青斑核(初発部位))
神経変性疾患:認知症、アルツハイマー病、パーキンソン氏病、多発性硬化症など指し、神経炎症により細胞が変性/脱落し、高次脳機能障害を伴う疾患の総称。
現在、投稿中の論文は神経変性疾患が歯周病により発症している可能性を追求した論文です。


動物用11.7T MRI(ラット)を用いて下記の研究を実施しています。
①三叉神経、味覚、嗅覚の経路を全て可視化する。
現在はバレル、バレロイド、バレレッタのMRIによる可視化を試みています。
②MRIによる精神疾患診断法の開発
MRIによる解剖組織学的、脳機能的な診断法の開発を行っています。
③免疫系と中枢神経系の相互作用という観点から、精神免疫疾患発症機構の解明を試みています。
(注:精神免疫疾患という疾患名は存在しません)

 

〇分子ドローン

微生物、分子、薬物の標的器官到達の制御


経歴

  1

論文

  22

MISC

  4