2011年10月25日
ソーシャルキャピタルに着目したモビリティ・マネジメントのコミュニティバス利用促進に関する研究 : 大阪府箕面市「オレンジゆずるバス」を事例として
都市計画論文集 = Papers on city planning
- 巻
- 46
- 号
- 3
- 開始ページ
- 781
- 終了ページ
- 786
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11361/journalcpij.46.781
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 日本都市計画学会
本研究では、市民協働型コミュニティバスを取り上げて、地域住民に対するモビリティ・マネジメントが住民のまちづくりへの協力行動とコミュニティバス利用へ及ぼす影響を検証するとともに、特にソーシャルキャピタルのスピルオーバー効果に着目して効果を検証することを目的とする。ケーススタディ地域として、2010年9月より市民協働型コミュニティバス「オレンジゆずるバス」が導入された大阪府箕面市を取り上げることとした。本研究で明らかになったのは以下の通り。1.住民ワークショップを開催し、情報提供や質疑等を実施する地域密着型モビリティ・マネジメントはコミュニティバスの利用促進に効果があることが検証された。3.地域密着型森ビリティ・マネジメント実施した地域では、まちづくりに協力的な行動をとる傾向にある人はオレンジゆずるバスを利用意図が高い傾向にあり、個人では必ずしもまちづくりに協力的な行動を取る傾向になくても地域がまちづくり活動が盛んな地域であれば、個人としてもオレンジゆずるバスの利用意図が高い傾向が示された。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11361/journalcpij.46.781
- ISSN : 1348-284X
- CiNii Articles ID : 10030402578
- CiNii Books ID : AN10276504
- identifiers.cinii_nr_id : 9000018696720