奥野 剛史
基本情報
- 所属
- 電気通信大学 大学院情報理工学研究科、情報理工学域基盤理工学専攻、Ⅲ類(理工系) 教授
- 学位
-
博士(理学)(東京大学)
- 研究者番号
- 70272135
- J-GLOBAL ID
- 200901096034242440
- researchmap会員ID
- 1000186131
新規ナノ光材料や半導体微細構造における光物性実験を専門としています。 量子ドットやナノワイヤ等の量子閉じ込め構造の光学的性質、および、 それらと発光中心との相互作用を明らかにするための研究を行っています。 大きさがナノメートル(10-9 m)領域になった半導体微細構造では、 その中の電子のもつ波としての性質が顕著になってきます。 そのため、発光する色や応答速度等が、通常の大きさの半導体とは変わってきて、 自由に制御できる可能性がでてきます。また、そこに蛍光イオンを導入することにより、 通常とは異なる強度や色で発光させることができます。 このような新規ナノ光材料を創出し、その構造や発光メカニズムを解明しようとしています。
低消費エネルギーに資しかつ環境に調和した新物質および新現象を探索しています。 これまでの研究において得た結果の例を記します。 LED電球でエネルギー蓄積可能な赤色の硫化物残光蛍光体を得ました。残光(蓄光)蛍光体は、安全標識や時計の文字盤等に緑色のものが実用化されています。しかしその性能は発展途上で、暗がりで電気スイッチの位置を示す残光シールが翌朝まで十分な明るさで光り続けることはありません。そして現状の残光蛍光体は、紫外光でエネルギーを蓄積します。現在普及がすすんでいるLED電球は紫外光成分を含まないため、残光の強度は小さく時間は短くなってしまいます。そこで、赤色に発光するイオンとエネルギー蓄積に寄与するイオンを選び、ヨウ素蒸気を援用するという独自の蛍光体作製手法により、実用化にいたっていない赤色残光を得ることに成功しました。微弱光を注意深く検出する実験により、可視光によって、赤色残光をもたらすエネルギー蓄積が生じることを明瞭に示しました。残光の強度と時間をさらに伸長するための研究を継続しています。昼間の太陽光をうけて夜中じゅう翌朝まで光り続ける残光シールが実現したとすると、街灯のない道路のガードレールにはれば昼間の太陽エネルギーを夜間に光として使用できることになります。省エネルギーおよび安全安心な社会のためにおおいに資することになります。
シリコンを構成元素に含む新しい黄色蛍光体を見い出しました。 蛍光体の母体材料としてGd4(SiS4)3およびY4(SiS4)3を 発光ダイオードなどの青色光で励起すると、 3価のセリウムイオンが黄色で発光します。効率は最高で62%に達します。 これまでの蛍光体では、セリウムイオン自身を青色光で励起する ことが多いのですが、この蛍光体では 母体を励起してもセリウムイオンまでほぼ100%の効率でエネルギーが 伝達されることがわかりました。 様々なイオンを用いて様々な発光色を得る、 母体の材料を制御して変更することにより様々な励起光源が 使用可能になる、などの利点が考えられます。
Ca2SiS4:Eu2+などの新しいチオシリケート蛍光体材料は、粉末体の作製報告がいくつかなされていました。それらをシリコン基板上に作製することに成功しています。LSIを用いた光源などに 応用できる可能性があります。バリウムやカルシウム、ユーロピウムといった 材料を適切に選んでやることにより、緑色、黄色、および赤色に対応する発光スペクトルを 得ました。
経歴
3-
2004年4月 - 2015年3月
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2001年8月 - 2004年3月
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1995年4月 - 2001年7月
学歴
2-
- 1995年3月
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- 1990年3月
委員歴
7-
2012年4月 - 2025年3月
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2019年4月 - 2021年3月
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2017年4月 - 2021年3月
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2017年4月 - 2019年3月
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2013年4月 - 2017年3月
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2012年4月 - 2014年3月
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2005年9月 - 2008年8月
論文
98-
電気通信大学紀要 38(1) 64-71 2026年3月 査読有り
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電気通信大学紀要 38(1) 18-24 2026年3月 査読有り
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The Physics Teacher 64(2) 123-125 2026年2月1日 査読有り
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Journal of Physics D: Applied Physics 58(47) 475108_1-475108_8 2025年11月24日 査読有り最終著者
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Journal of Applied Physics 138(8) 083107_1-083107_11 2025年8月25日 査読有り
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Physical Review B 112(3) 035138_1-035138_6 2025年7月14日 査読有り
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電気通信大学紀要 37(2) 24-28 2025年2月 査読有り
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電気通信大学紀要 37(2) 29-33 2025年2月 査読有り
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Physical Review B 111(3) 035150_1-035150_9 2025年1月27日 査読有り
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Journal of Physics D: Applied Physics 57(18) 185101-1-185101-11 2024年2月7日 査読有り
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Journal of Physics D: Applied Physics 57(7) 075301-1-075301-11 2023年11月16日 査読有り責任著者
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Journal of Applied Physics 134 163105-1-163105-8 2023年10月 査読有り
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照明学会誌 107(5) 194-195 2023年9月 責任著者
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電気通信大学紀要 35(1) 36-41 2023年2月 査読有り筆頭著者責任著者
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Journal of Physics D: Applied Physics 56(1) 015301-015301 2022年12月22日 査読有り最終著者責任著者
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照明学会誌 Journal of the Illuminating Engineering Institute of Japan 106(5) 207-207 2022年9月1日 責任著者
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電気通信大学紀要 vol34, no1 (2022.2) pp.48-52 34(4) 48-52 2022年2月 査読有り筆頭著者責任著者
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進化計算学会論文誌 12(3) 88-97 2021年12月 査読有り責任著者
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照明学会誌 Journal of the Illuminating Engineering Institute of Japan 105(5) 222-222 2021年9月1日 責任著者
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J. Phys. D: Appl. Phys. 54 415103(11pp) 2021年7月30日 査読有り
MISC
4-
応用物理学会春季学術講演会講演予稿集(CD-ROM) 71st 2024年
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日本物理学会誌 BUTSURI 74(3) 125 2019年3月 査読有り招待有り
-
光アライアンス 20(1) 29-32 2009年1月
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2004 International Conference on Indium Phosphide and Related Materials, Conference Proceedings 560-561 2004年
講演・口頭発表等
53-
(2026.3)第73回応用物理学会春季学術講演会 講演予稿集18a-WL2_101-10 2026年3月18日
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(2026.3)第73回応用物理学会春季学術講演会 講演予稿集17p-PA6-6 2026年3月17日
-
(2025.9)第86回応用物理学会秋季学術講演会 講演予稿集9p-N205-6 2025年9月9日
-
(2025.3)第72回応用物理学会春季学術講演会 講演予稿集16p-K302-5 2025年3月16日
-
(2025.3)第72回応用物理学会春季学術講演会 講演予稿集15p-P11-7 2025年3月15日
-
(2024.3)71回応用物理学会春季学術講演会 講演予稿集24a-12J-8 2024年3月24日
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(2024.3)71回応用物理学会春季学術講演会 講演予稿集23p-P04-18 2024年3月23日
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(2024.3)第71回応用物理学会春季学術講演会 講演予稿集23a-13N-5 2024年3月23日
-
(2023.9)第84回応用物理学会秋季学術講演会 講演予稿集23p-A305-7 2023年9月23日
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(2023.9) 日本物理学会第78回年次大会 講演概要集16a-B104-2 2023年9月16日
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(2023.9) 日本物理学会第78回年次大会 講演概要集16a-B104-1 2023年9月16日
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(2023.3)第70回応用物理学会春季学術講演会 上智大学 講演予稿集16a-PB06-2 2023年3月16日
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(2023.3)第70回応用物理学会春季学術講演会 上智大学 講演予稿集16a-PA04-5 2023年3月16日
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(2023.3)第70回応用物理学会春季学術講演会 上智大学 講演予稿集16a-PA04-6 2023年3月16日
-
(2023.3)第70回応用物理学会春季学術講演会 上智大学 講演予稿集16a-PB06-2 2023年3月16日
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(2022.3)応用物理学会 青山学院大学相模原キャンパス(神奈川県)オンラインハイブリッド開催第69回春季学術講演会予稿集23a-P02-4 2022年3月 応用物理学会(2022.3)
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(2022.3)応用物理学会 青山学院大学相模原キャンパス(神奈川県)オンラインハイブリッド開催第69回春季学術講演会予稿集23a-P02-3 2022年3月 応用物理学会(2022.3)
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(2022.3)応用物理学会 青山学院大学相模原キャンパス(神奈川県)オンラインハイブリッド開催第69回春季学術講演会予稿集22a-D316-6 2022年3月 応用物理学会(2022.3)
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応用物理学会(2021春) オンライン開催 2021年第68回応用物理学会春季学術講演会 応用物理学会(2021.3)
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応用物理学会(2021春) オンライン開催 2021年第68回応用物理学会春季学術講演会 応用物理学会(2021.3)
所属学協会
5共同研究・競争的資金等の研究課題
3-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2025年4月 - 2028年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2022年4月 - 2025年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2016年4月 - 2019年3月