2014年 - 2015年
新規不斉ピンサー型NHC配位子の設計・合成による不斉触媒反応の創出研究
科学研究費助成事業(早稲田大学) 科学研究費助成事業(挑戦的萌芽研究) 挑戦的萌芽研究
- 配分額
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- (総額)
- 2,860,000円
- (直接経費)
- 0円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
酸化銀を用いたオキサゾリンとNHCの同時形成によるビスオキサゾリン-NHC-Ag(I)錯体の合成法を確立し、この錯体から各種ピンサー型NHC-金属錯体を得た。NHC-Cr(III)錯体に触媒機能は確認できなかったが、NHC-Pt(II)錯体のジカチオン性錯体は1,5-エンイン環化異性化を触媒し、選択性は低いものの不斉誘起能を示した。一方でビナフチルが縮環したイミダゾリリデン型NHC配位子-AuCl錯体の合成に成功し、そのカチオン性錯体は不斉エン‐イン環化反応を触媒し、定量的に78% eeの生成物を与えることを見出した。配位子の修飾によるピンサー型ビナフチル縮環NHC配位子の合成を検討中である