MISC

2004年2月

「宗教間対話における〈教理〉の問題- G・A・リンドベック の〈規則としての教理〉論を参考として」

大正大学出版会(平成16年2月29日 所収)

記述言語
日本語
掲載種別

リンドベックの教理理論は、「教理の規則理論」と呼べようが、教理を「文法」や「規則」のごときものとして、徹底的に機能的に解釈する。この理論を「宗教間対話」と関係づけて詳細に吟味し、筆者の宗教間対話論に取り込める部分を模索した。その結果、宗教間対話がうまく機能するためには、次の4点を認識することが重要であるとの結論を得た。①個々の宗教にある核心的な第二次水準の教理を見極めること、②教理の内容と表現形式は分離できること、③すべての教理が絶対・不変ではないこと、④第二次水準の教理は宗教によって異なること。(四六版 1頁~48頁 合計48頁)

エクスポート
BibTeX RIS