2015年
FSRを用いた車椅子ブレーキシステムの開発
産業応用工学会全国大会講演論文集(Web)
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現在福祉現場では,高齢化に伴い介護が必要な高齢者など自らブレーキ操作を行えない人が増加している。そのため介護者のブレーキかけ忘れによる転倒事故が多発している。そこで本研究では,その防止策となる新たなブレーキシステムの開発を行う。本研究で開発する車椅子ブレーキシステムでは,FSR素子を用い,このセンサ素子を車椅子の左右グリップ部に取り付ける。そして加圧によるFSRの抵抗値変化を電圧値に変換し,PICマイコンにより読み取ることで,介護者が車椅子を操作しているか否かを検知することにした。検知回路検討の結果,非常に簡易的な回路を製作することができた。今後の課題として,モータの種類や駐車ブレーキ駆動方法の検討を行うこと,さらに違うセンサ等を組み合わせてより安全なブレーキシステムを検討することが挙げられる。