論文

査読有り
2018年12月

岡山大学歯学部における医療コミュニケーション学演習の概要と評価-過去5年間の学修内容と学修方略の検討?

岡山歯学会雑誌
  • 吉田登志子,白井肇,兒玉直紀,澁谷和彦,竹内倫子,鳥井康弘,久保田聡

37
2
開始ページ
43
終了ページ
54
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
出版者・発行元
岡山歯学会

医療コミュニケーション学演習の概要を報告し、長所と短所について検討した。学修内容は大きく分けて、対人コミュニケーションの基礎、自分のコミュニケーションスタイルおよび傾聴法・質問法、初診時医療面接、患者対応・電話対応、医療安全、患者援助のコミュニケーションの六つから成り立っている。医療コミュニケーション学演習を履修した本学歯学部3年次生総計229名を対象にアンケート調査を実施した。学生が興味をもった学修内容として「初診時医療面接」が最も多く、次いで「対人コミュニケーションの基礎」、「患者対応・電話対応」の順であった。一方、興味をもたなかった学修内容として「患者援助のコミュニケーション」が最も多かった。また、演習の長所に関して「コミュニケーションを学ぶことができた」のカテゴリーに属する意見を述べた学生が多かった。

ID情報
  • ISSN : 0913-3941
  • 医中誌Web ID : 2019158582

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