1987年3月28日
歯周病関連細菌に対する血清IgG抗体 : 第2報 歯周病治療に伴う血清IgG抗体の変動
日本歯周病学会会誌
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- 巻
- 29
- 号
- 1
- 開始ページ
- 146
- 終了ページ
- 154
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2329/perio.29.146
- 出版者・発行元
- 特定非営利活動法人日本歯周病学会
歯周病患者71人を対象として, 歯周病関連細菌に対する血清IgG抗体が, 歯周病治療に伴いどのように変動するかを調べた。歯周病関連細菌として, Bacteroides gingivalis, Actinobacilus actinomycetemcomitans, Capnocytophaga ochraceaを取り上げた。抗体の測定には, 酵素免疫測定法 (ELlSA) を用いた。処置に伴い, 各菌種に対する抗体価は下降した。なかでも, 治療が終了したものでは有意な下降が示された。また, 観血的歯周病治療後の経過日数により, 抗体価の変動の様相に違いがあった。30日未満では, 変化がないかむしろ上昇傾向が認められ, 30日以降には有意な下降が認められた。以上のことから, 歯周病関連細菌に対する血清IgG抗体は, 歯周病治療に伴い変動し, 治療効果の判定に有効な指標となりうることが示唆された。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2329/perio.29.146
- ISSN : 0385-0110
- CiNii Articles ID : 110003988935
- CiNii Books ID : AN0019129X