2016年6月
急性期病院におけるリハビリテーション専門職配置の効果 呼吸器内科病棟でのADL維持向上等体制加算算定の取り組み
理学療法学
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- 巻
- 43
- 号
- 3
- 開始ページ
- 255
- 終了ページ
- 262
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.15063/rigaku.11116
- 出版者・発行元
- (公社)日本理学療法士協会
【目的】急性期病院では高齢障害者が増加し、リハビリテーションの重要性が高まっている。当院急性期病棟に理学療法士を病棟配置した効果を検討した。【方法】疾患別リハビリテーション実施者を対象とし、病棟配置前の44例を対照群、病棟に専任配置後の79例を専任群、専従配置(ADL維持向上等体制加算算定)後の83例を専従群とし、当院患者データベースより後方視的に調査した。【結果】専従群は他2群よりリハビリテーション実施割合が有意に増加、リハビリテーション開始までの日数、在院日数は有意に短縮した。アンケート調査より、病棟医師・看護師は情報共有がしやすい、リハビリテーション専門職は病棟とのパイプ役として期待との回答が多かった。【結論】理学療法士の専従配置は病棟医師・看護師と情報共有を密に行え、治療の効率化が図れると示唆された。(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.15063/rigaku.11116
- ISSN : 0289-3770
- 医中誌Web ID : Q705430007
- CiNii Articles ID : 130005144087