佐々木 あや乃

J-GLOBALへ         更新日: 18/06/01 03:17
 
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研究者氏名
佐々木 あや乃
eメール
sasaki.ayanotufs.ac.jp
所属
東京外国語大学
部署
大学院総合国際学研究院
職名
准教授
学位
博士(文学)(テヘラン大学), 修士(文学)(テヘラン大学), 修士(文学)(東京外国語大学)
科研費研究者番号
60272613

研究分野

 
 

経歴

 
2009年4月
 - 
現在
東京外国語大学 大学院総合国際学研究院 准教授
 
2007年4月
 - 
2009年3月
東京外国語大学 外国語学部 准教授
 
2006年4月
 - 
2007年3月
東京外国語大学 外国語学部 助教授
 
2004年4月
 - 
2006年3月
東京外国語大学 外国語学部 講師
 
1995年4月
 - 
2004年3月
東京外国語大学 外国語学部 助手
 

学歴

 
 
 - 
2003年4月
テヘラン大学 人文学研究科 ペルシア語・ペルシア文学
 
1992年4月
 - 
1995年3月
東京外国語大学 地域文化研究科 ペルシア文学
 
1989年4月
 - 
1992年3月
東京外国語大学 外国語学研究科 アジア第二言語専攻(ペルシア語学)
 
 
 - 
1989年3月
東京外国語大学 外国語学部 ペルシア語学科
 

論文

 
ハーフェズ詩注解(11)
佐々木 あや乃
東京外国語大学論集   (93) 89-109   2016年12月
従来「世俗的愛」の描写と評価されてきたハーフェズの抒情詩への再解釈の試み。この抒情詩作品を神秘主義的愛をうたったものと解釈する可能性を探るため、ハーフェズに影響を与えたと考えられる詩人アッタールの抒情詩3編の考察をおこない、ハーフェズの抒情詩と比較した後に、再びハーフェズの抒情詩を考察し、新たな神秘主義的解釈を提示するに至った。
Ta'amoli dar hekayat-ha-ye Ilahi-namah-i 'Attar az manzar-e tarjome be zaban-e Japoni
SASAKI Ayano
Majmu'e-ye maqalat-e hamayesh-e beyn-ol-melalli-ye barresi-ye manzume-ye fekri va asar-e 'Attar-e Nishaburi   83(101)-109(130)   2016年4月
アッタールの『神の書』の邦訳作業を通して直面した多くの問題、例えば、文化的背景の差異、ペルシア詩のリズムや韻律の反映、仏教思想とイスラーム思想との比較等を提示し、邦訳ひいては翻訳作業に際して必要不可欠な配慮や工夫の重要性を唱えた論考。
ペルシア神秘主義説話文学の女性像~アッタールの『神の書』より~
佐々木あや乃
総合文化研究   (19) 6-16   2016年3月
アッタールの『神の書』に登場する女性像の中から、冒頭の逸話に登場する「夫が旅に出てしまった高潔な女」と、全編の随所に登場する「老婆」とに焦点を当て、アッタールの女性描写の特徴や各々の像に課した役割等を抽出・分析することにより、作品を通してアッタールが込めた、人間としての生き方についてメッセージを読み取り、「神」の意味するところを明らかにしようと試みた論考。
ハーフェズ詩注解(10)
佐々木あや乃
東京外国語大学論集   (91) 93-111   2015年12月
12世紀の神秘主義詩人アッタールの『鳥の言葉』に登場する「シャイフ・サンアーン」という特筆に値する人物が、14世紀のハーフェズのガザルの中にも描写されている。アッタールの描くシャイフ・サンアーンとハーフェズの描くシャイフ・サンアーンの相違点に着目しつつ、ハーフェズのガザルにより深く精緻な注釈を施した論考。
ペルシア神秘主義説話文学にみる「狂人」
佐々木 あや乃
総合文化研究   (18) 66-81   2015年3月   [招待有り]
12世紀のペルシア神秘主義詩人アッタールを紹介した後、彼の叙事詩作品の一つである『神の書』に登場する数多の「狂人」をつぶさに洗い出して分類し、詩人がこれらの「狂人」に求めた役割や彼らを登場させた理由について考察を深めた論考。

Misc

 
『Taziyanah-ha-yi suluk』 『Dar iqlim-i rawshanayi』 by Mohammad-Reza Shafi'i Kadkani 
佐々木あや乃
日本中東学会年報   (12) 389-396   1997年3月   [査読有り]
ペルシア古典詩にイスラーム神秘主義思想を意識的に導入した詩人、サナーイー(1074-1141)をめぐる、イラン国内外の研究成果を踏まえた研究書であり、サナーイー作品の懇切丁寧な注解の機能をも兼ね備えた啓蒙書でもある、シャフィーイー・キャドキャニー氏によるサナーイー研究書2冊の書評。
Muflis-i kimiya-furush
SASAKI Ayano
Kelk   (76-79) 565-569   1996年8月
西暦12世紀のペルシア詩人アンヴァリーに対する「頌詩詩人」としての従来の評価を踏まえたうえで、全く異なった切り口からアンヴァリーという化石化した詩人とその作品を分析・評価して蘇生させた、シャフィーイー・キャドキャニー氏による研究書の書評。
Mohammad-Reza Shafi'i Kadkani, Muflis-i kimiya-furush: Naqd-o tahlil-e she'r-e Anvari
SASAKI Ayano
日本中東学会年報   (10) 215-221   1995年3月
西暦12世紀のペルシア詩人アンヴァリーに対する「頌詩詩人」としての従来の評価を踏まえたうえで、全く異なった切り口からアンヴァリーという化石化した詩人とその作品を分析・評価して蘇生させた、シャフィーイー・キャドキャニー氏による研究書の書評。
詩人ハーフェズ
佐々木あや乃
ハーフェズ ペルシャの詩   7-11   2007年10月
ホセイン・アリーザーデ―ラーゼ・ノウ(新しい秘密)
柘植元一, 佐々木あや乃
第20回<東京の夏>音楽祭2004 東京の夏20周年―響きの祝祭   21-21   2004年7月

書籍等出版物

 
Indian and Persian Prosody and Recitation(共著)
Hiroko Nagasaki, Hassan Rezai Baghbidi, Ayano Sasaki, Zahra Taheri, Masato Tani, Takamitsu Matsumura, So Yamane, Yoshifumi Mizuno, Teiji Sakata, Taigen Hashimoto, Takako Tanaka, Makoto Kitada, Kyoko Niwa (担当:共著, 範囲:Basic Principles of Persian Prosody)
Saujanya Publication   2012年1月   ISBN:81-86561-04-8
古代イラン、ペルシア、ウルドゥー、ヒンディー、ベンガルの詩や語りについての論文。ペルシア古典詩に関しては、韻律の基本を平易にまとめ、代表的な韻律を紹介することを目的とし、ペルシア韻律をアラブ韻律の枠にはめ込むことに疑問を呈した。
バッカナリア 酒と文学の饗宴(共著)
沓掛良彦、阿部賢一、寺島憲治、藤川芳朗、近藤昌夫、木元豊、小山太一、林みどり、佐々木あや乃、青木純一、黄少光、野平宗弘 (担当:共著, 範囲:ハーフェズの詩的世界における「酒」)
成文社   2012年3月   ISBN:978-4-915730-90-0
古今の世界諸地域の民族にとって酒とはいかなるもので、どのような酒がどのような流儀にしたがって飲まれてきたか、またその飲酒の様子が文学作品の中でどのように描かれているのか、という視点から、12名の文学研究者が「酒と文学のかかわり」について論じている。
イランとイスラム(共著)
森茂男,後藤裕加子,佐々木あや乃,Sadegh Sajjadi, Soheila Shashahani, 竹原新,中村菜穂,Hassan Rezai Baghbidi, Zahra Taheri Haghighi, 羽田美希,藤井守男,藤元優子,Abdolrasoul Kheirandish, Ali A. Bulookbashi, Katayun Mazdapur, 山岸智子,山中由里子,Hashem Rajabzadeh (担当:共著, 範囲:一四世紀イランの詩人ハ―フィズとその人間観)
春風社   2010年6月   ISBN:978-4-86110-2
岩波イスラーム辞典(共著)
大塚和夫, 小杉泰, 小松久男, 東長靖, 羽田正, 山内昌之, 佐々木あや乃他 (担当:共著, 範囲:ペルシア古典文学関連項目(アンヴァリー、サーディー、サナーイー、シャー・ナーメ、二ザーミー、ハーフィズ、フィルダウスィー、ルーダキー、マスナヴィー))
岩波書店   2002年2月   ISBN:4-00-080201-1
ペルシア古典文学関連項目のうち、セルジューク朝期頌詩詩人アンヴァリー、13世紀の教訓文学・恋愛抒情詩の巨匠サーディー、ペルシア最初の本格的神秘主義詩人サナーイー、13世紀の物語文学の完成者二ザーミー、イラン民族・英雄叙事詩『王書』とその作者フィルダウスィー、14世紀の抒情詩の最高峰ハーフィズ、イスラーム期以降の本格的詩人ルーダキー、詩形マスナヴィーの計8項目について解説を付した。
暮らしがわかるアジア読本 イラン(共著)
上岡 弘二他 (担当:共著, 範囲:詩と日常と人生―古典文学)
河出書房新社   1999年9月   ISBN:4-309-72467-1
テヘラン大学留学中のさまざまな体験を基にしつつ、現代イラン人の生活とペルシア古典文学との関わりを考察。イラン人の日常にあふれる言葉遊び・格言・映画やドラマで用いられる詩句・占い等、生活と言葉・文学との関係に注目した、等身大の記述。

講演・口頭発表等

 
Ta'ammoli dar hekayat-ha-ye Ilahi-name-ye Attar az manzar-e tarjome be zaban-e Japoni
SASAKI Ayano
アッタール学会   2015年4月12日   東京外国語大学とイスファハン大学
アッタールの叙事詩作品の1つ『神の書』の邦訳を手がける中で気づかされた文化の違いを概観し、思想信条や社会慣習、言語表現の差異と邦訳のための方策を論じた発表。
A Comparative Study on Sufi Terms between Kashf al-asrar and Ma'rif-i Baha'-i Walad
SASAKI Ayano
「ペルシア語説教テクストのデータ解析による神秘主義的表現世界に関する基盤研究」総括研究会   2011年12月10日   藤井守男
「ペルシア語説教テクストのデータ解析による神秘主義的表現世界に関する基盤研究」の総括研究会として、イランより3名の研究者を招へいした研究発表会での口頭発表。その中で、本プロジェクトによりデータベース化された2つのペルシア語神秘主義テクスト『神秘の開示』と『マアーリフ』を用いた神秘主義用語「サマーウ」の比較研究について発表した。
The Research Project on Persian Sufi Texts in Tokyo University of Foreign Studies
SASAKI Ayano
The 6th National Congress of Iranian Society for the Promotion of Persian Language and Literature   2011年9月18日   Iranian Society for the Promotion of Persian Language and Literature, Ferdowsi University of Mashhad
東京外国語大学のペルシア語神秘主義テクスト研究プロジェクトを紹介。データベース化するテクストの選定に始まり、最終的に無料で世界に公開できるデータベース構築へ至る作業について口頭発表をおこなった。
Zan dar Ilahi-name-ye Attar
SASAKI Ayano
語り手と女:ジェンダーを巡るイランの文学的言説の研究   2010年11月26日   藤元優子
12世紀のペルシア神秘主義詩人アッタールの『神の書』に登場する女性像のうち、最初の逸話の主人公(女性)に焦点を当て、当時の社会における女性の位置づけとアッタールの女性に対する視点との差異を指摘した発表。
Jayegah-e Ruba'iyat-e Hakim 'Omar Khayyam dar Japon
佐々木あや乃
『8ヶ国語によるルバイヤート』出版披露会   2010年5月18日   Gooya House of Culture & Art
8カ国語による新しいルバイヤートのイランでの出版を記念し、日本における『ルバイヤート』の歴史と位置づけを紹介し、日本人がルバイヤートを愛読する理由をいくつかの詩句を引き合いに紹介した発表。

Works

 
ペルシア古典神秘主義詩における「人間」の諸相
2016年3月 - 2016年3月
イスファハン大学文学部との共催でおこなったアッタール研究会の研究成果をまとめた論文集の出版記念会に出席し、共同研究の成果を確認し、今後の協力態勢を確認するに至った。
ペルシア古典神秘主義詩における「人間」の諸相
2015年4月 - 2015年4月
アッタールのテクスト研究のため、在テヘラン人文学研究所のプールナームダーリヤーン教授を訪問し、意見交換をおこなった。また、アッタール生誕記念日にちなんでイスファハン大学文学部との共催でおこなったアッタール研究会に出席し、これまでの研究成果について口頭発表をおこなった。
ペルシア古典神秘主義詩における「人間」の諸相
2013年8月 - 2013年9月
12世紀の神秘主義主人アッタールのテクスト研究のため、在テヘラン人文学研究所のプールナームダーリヤーン教授を訪問し、具体的な研究の進め方について意見交換をおこなう機会をもった。また、関連資料についても最新の情報を得ることができた。イスファハン大学文学部では、データベース作成に関する補助的協力の申し出を受け、アッタール研究者を招いての共同セミナー開催の提案も受け、開催の実現に向けて具体的に話し合う貴課医を得ることができた。
ペルシア語説教テクストのデータ解析による神秘主義的表現世界に関する基盤研究
2012年3月 - 2012年3月
神秘主義テクストのデータベースの校正の最終段階で解決すべき問題について、オーストラリア国立大学のザフラー・ターヘリー氏と話し合う機会をもった。また、今後のペルシア語神秘主義テクスト研究の継続について、ターヘリー氏をはじめとするオーストラリア国立大学の研究者と意見交換をし、知見を深める機会を得た。
ペルシア語説教テクストのデータ解析による神秘主義的表現世界に関する基盤研究
2011年9月 - 2011年9月
ペルシア語神秘主義文学テクストKashf al-Asrar, Rawh al-Alwahのデータベースに基づく研究について、イラン人研究者との意見交換をおこなった。

競争的資金等の研究課題

 
ペルシア古典神秘主義詩における「人間」の諸相
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
研究期間: 2013年4月 - 2016年3月
本研究は、ペルシア神秘主義叙事詩人アッタール(1145?-1221)の作品中の逸話に登場する人間像に注目し、詩人が「人が人として生きること」をいかに説いているかを解明しようとするものである。ペルシア神秘主義文学作品に描かれる多様な人物像を分析・明示することにより、日本人のペルシア文化への心的距離を縮めることのできる、画期的な試みであると認識している。
ペルシア古典神秘主義詩における「人間」の諸相
科学研究費補助金
研究期間: 2013年4月 - 2015年3月
本研究は、ペルシア神秘主義叙事詩人アッタール(1145?-1221)の作品中の逸話に登場する人間像に注目し、詩人が「人と人として生きること」をいかに説いているかを解明しようとするものである。ペルシア神秘主義文学作品に描かれる多様な人物像を分析・明示することにより、日本人のペルシア文化への心的距離を縮めることのできる、画期的な試みであると認識している。
ペルシア語説教テクストのデータ解析による神秘主義的表現世界に関する基礎研究
科学研究費補助金
研究期間: 2008年4月 - 2012年3月
『シャーナーメ』の伝承とイラン人意識の形成
文部科学省: 科学研究費助成事業
研究期間: 1999年4月 - 2003年3月
11世紀の成立時から現代に至るまでの各時代において、イランの神話・伝説であるフェルドウスィー作『シャーナーメ(王書)』の社会的意義を明らかにするため、以下の研究をおこなった。
(1)イラン国内の『シャーナーメ』写本の所在を調査。
(2)イラン・イスラーム革命(1979年)の前後で、イランの国語教科書に掲載された『シャーナーメ』の物語を調査。
(3)イラン国内のマイノリティー(ペルシア語を母語としない人々)にとっての『シャーナーメ』とは何かについての研究を進めた。『シャーナーメ』とマイノリテ...
ヒンディー・ウルドゥー韻律のリズム構造の解明―ペルシア起源説の検証をとおして―
科学研究費補助金
研究期間: 2008年4月 - 2011年3月