2014年4月 - 2017年3月
老化関連マイクロRNA標的遺伝子の機能解析とがん治療への応用
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
正常線維芽細胞において、PRPF19 siRNAはp53依存的に細胞老化を誘導することを見出した。がん細胞では、PRPF19 siRNAは分裂期細胞死を誘導した。がん細胞では、PRPF19 siRNAはスプライシング異常産物を増加させたが、正常細胞ではほとんど検出されなかった。そのため、PRPF19 siRNAによるスプライシング調節不全ががん抑制に深く関与していることが示唆された。さらに、膵がんゼノグラフトマウスモデルにおいても、PRPF19 siRNAは腫瘍抑制効果を有することが観察され、PRPF19はがん治療の有効な分子標的となることが期待される。
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- 課題番号 : 26290047
- 体系的課題番号 : JP26290047