2016年3月
東日本大震災時の一般避難所における生活支援の現状 生活支援のあり方に関する看護の視点からの検討
日本看護福祉学会誌
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- 巻
- 21
- 号
- 2
- 開始ページ
- 59
- 終了ページ
- 72
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本看護福祉学会
東日本大震災発生時の一般避難所における生活支援の現状を明らかにし、今後の一般避難所における生活支援のあり方について看護の視点から検討することを目的に、一般避難所の運営に従事したか、運営を支援した経験をもつ者を対象として面接調査を行った。生活支援の現状は【発災直後は居住スペースを区分できる状況ではなかった】【居住スペースの衛生環境を維持するための対策を講じる必要があった】【トイレの確保に困難や工夫を要した】【疾患をもつ人や妊婦・乳幼児用の物資・薬・食事が不足した】【避難してきた地域住民の相互補助的な活動が期待できた】など10カテゴリが得られ、看護の視点からみた一般避難所における生活支援のあり方として、衛生環境維持のための支援、配慮を要する人への対応に関する地域住民への周知、が重要であると考えられた。(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1344-4875
- 医中誌Web ID : 2016263867
- CiNii Articles ID : 40020910380
- CiNii Books ID : AA11916880