2005年 - 2007年
難聴者・中途失聴者を対象とした対人コミュニケーション能力支援プログラムの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 萌芽研究
この研究は、難聴者・中途失聴者の対人コミュニケーション能力向上を支援するトレーニング・プログラムを開発し、その効果を検証することを目的とする。そのために、難聴者、中途失聴者が日常生活の中で経験する対人コミュニケーション上の困難についての実態調査を行なう。その結果にもとづいて、一般向けのトレーニング、プログラムを難聴者、中途失聴者向けに修正する。さらに、そのプログラム実施し、参加した難聴者、中途失聴者を対象に心理、社会的な評価を行なうことによりプログラムの効果を検証する。開発したプログラムは、そのプログラムにもとづいた講習会などを行なうことで、難聴者、中途失聴者に対し、対人コミュニケーションを原因とした問題を未然に防ぐ予防的な支援を行なうことに利用する。
今年度はこれまで行なってきた難聴者・中途失聴者のコミュニケーション状況についての実態調査およびアサーション・トレーニングを中心とした一般向けプログラムについての調査結果をまとめ、プログラムの作成を行なった。一般向けでは2日間で行なうことが多いが、難聴者向けに特有の内容を付加したこと、および講義での伝達や参加者どうしの討議に時間を要すると考えられることから、4日間のプログラムとなった。また、効果測定方法についての検討を行ない、一般を対象としてプログラムを行なった結果から、相互作用不安、自己効力感・アサーティブマインドなどを効果測定の指標とすることが有効であるという示唆を得た。今後、実際に難聴者・中途失聴者を対象としてプログラムを実施する。
今年度はこれまで行なってきた難聴者・中途失聴者のコミュニケーション状況についての実態調査およびアサーション・トレーニングを中心とした一般向けプログラムについての調査結果をまとめ、プログラムの作成を行なった。一般向けでは2日間で行なうことが多いが、難聴者向けに特有の内容を付加したこと、および講義での伝達や参加者どうしの討議に時間を要すると考えられることから、4日間のプログラムとなった。また、効果測定方法についての検討を行ない、一般を対象としてプログラムを行なった結果から、相互作用不安、自己効力感・アサーティブマインドなどを効果測定の指標とすることが有効であるという示唆を得た。今後、実際に難聴者・中途失聴者を対象としてプログラムを実施する。
- ID情報
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- 課題番号 : 17653057
- 体系的課題番号 : JP17653057