臨床実習においてメディカルチーム研修を実施した89名を対象に、5部署における自己スキルチェックとして理解度を5段階評価させた。総合受け付け研修では、6項目の平均値は3.7以上で、「1・2」と評価した者が多いのは「医療連携に必要な情報提供書を作成することができる」であった。臨床検査室研修では、6項目の平均値は3.7以上で、「1・2」と評価した者が多いのは「検体検査の種類と採取法、必要な機材を説明できる」「臨床検査に使用する機材・機器を概説できる」であった。薬局研修では、6項目の平均値は3.5以上で、「1・2」と評価した者が多いのは「日本薬局方を説明できる」「薬剤情報提供書を作成し、患者さんに説明できる」であった。病棟研修では、5項目の平均値は3.6以上で、「1・2」と評価した者が多いのは「入院診療録(カルテ)を作成することができる」であった。栄養室研修では、4項目の平均値は4.0以上で、「1・2」と評価した者が最も少なかった。