2000年
抗トロンビン物質生産菌マスタケ
日本応用きのこ学会誌 : mushroom science and biotechnology
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- 巻
- 8
- 号
- 3
- 開始ページ
- 121
- 終了ページ
- 125
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本きのこ学会
血栓症は,日本や欧米諸国において,主な死因の一つであるため,フィブリン形成を抑制する抗トロンビン活性物質の探索が望まれている.本研究では,マスタケが抗トロンビン活性物質を生産することを見出した.マスタケの培養液における血液凝固時間(トロンビン時間)は,コントロール(2%マルツエキス培地)の44倍以上であった.その他の菌株には,抗トロンビン活性は認められなかった.オガクズ培地での人工栽培は困難であったが,組織培養瓶を用いた液体培養法では,大きな子実体を形成させることができた.好気的条件下(25℃)で2%マルツエキス液体培地を用いてマスタケを培養したところ,培養開始5〜6日目から抗トロンビン物質の生産が始まり,培養14〜20日目に最大生産量に達した.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110008679467
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12493760
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/5600984
- ID情報
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- ISSN : 1345-3424
- CiNii Articles ID : 110008679467
- CiNii Books ID : AA12493760