講演・口頭発表等

2014年12月14日

ロボット視覚と聴覚の連携による部屋の容積の推定 - 壁やカーテン等の影響について

第15回公益社団法人 計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2014)
  • 福田 怜央,霜山 竜一

記述言語
日本語
会議種別
口頭発表(一般)
主催者
公益社団法人 計測自動制御学会 システムインテグレーション部門
開催地
東京ビッグサイト,中央大学

人は会話をしたり物音を聞くだけで周囲の環境の広
さを把握できる.室内では音源から観測者まで音は複
数の経路を伝搬する.反響特性が未知である複数の環
境において,人がどのようにして距離を推定している
かは明らかではない.著者らは,短時間両耳間位相差
のばらつきを標準偏差値で表し,標準偏差値が音源ま
での距離と部屋の容積に依存することを明らかにした.
また,両耳聴型ヒューマノイドロボットの頭部を用い
て,標準偏差平均値,音源までの距離および部屋の容
積の関係を実測により求め,それらの関係を補間する
ことで部屋の容積を推定する方法を提案した .通常,
室内には様々な什器が設置されている.本研究では,
一例として壁やカーテンが部屋の容積の推定値に与え
る影響について検討した.