2013年3月
車椅子を使用する高齢者のリスクについての文献検討
大阪市立大学・大阪市立大学看護学雑誌
- ,
- 巻
- 9
- 号
- 開始ページ
- 45
- 終了ページ
- 52
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 大阪市立大学
本研究は、車椅子を使用する高齢者のリスクとリスク因子について概観するため、「高齢者」「車椅子」「リスク」をキーワードに検索した文献を検討した。検索年を1991~2011年とし、国内文献検索には医学中央雑誌を用い19件を、海外文献検索にはCINAHLを用い6件の文献を対象とした。リスクを危険な状態・リスク因子をそのリスクの発生原因でありコントロールが可能なものと定義し、検討した。その結果、リスクとリスク因子の定義は不十分であり、混在して使用されていた。リスクは「転倒転落」「褥瘡」「下肢浮腫」が挙げられ、リスク因子は【物理的環境】【援助者の認識・行動】【高齢者の状態】の3つのカテゴリーに整理し、この中にはコントロールが困難なものも含まれていた。リスク因子のコントロールの可能性を考慮し、【高齢者の状態】を先行条件として【援助者の認識・行動】を高める事で【物理的環境】を変化させる事が可能であるという関係性が考えられた。
本人担当部分:研究計画作成、データ収集・分析、論文執筆の全般にわたり指導を行った。
本人担当部分:研究計画作成、データ収集・分析、論文執筆の全般にわたり指導を行った。
- リンク情報
-
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009552116
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12017447
- ID情報
-
- ISSN : 1349-953X
- CiNii Articles ID : 110009552116
- CiNii Books ID : AA12017447