MISC

1998年

音アイコンの音がコンピュータの操作感に与える影響

デザイン学研究
  • 森本 一成
  • ,
  • 西村 武
  • ,
  • 黒川 隆夫
  • ,
  • 押部 直克

45
1
開始ページ
39
終了ページ
46
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11247/jssdj.45.39
出版者・発行元
日本デザイン学会

音アイコンをユーザ・インタフェースに利用するために, アイコンの機能を表現するのにはどのような音がよいかについて調査し, 音の有無や音の種類によってユーザの操作感がどのように変るかを実験により検討した。音アイコンに用いた音は, シンセサイザで作成した単純音と実物から採取した音(メタファ音)であった。これらの音をアイコンに付加した場合と音なしの場合の操作感について実験を行った。被験者は30人で, 彼等にテキスト編集と描画のタスクを与えた。実験の結果, 次のことなどが明らかになった。(1) 機能からイメージされる音は被験者により異なるが, 自然界に存在する音と人工的に作る音とに大きく分けられる。(2) 音は面白さ, 楽しさ, 活動性などを大きく向上させることができる。これらに対しては, 楽器の1音だけよりも音階や, 身の回りの音(メタファ音)の方が効果は大きい。(3) 音アイコンは使いやすさ感を向上させる。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11247/jssdj.45.39
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003825287
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00150292
ID情報
  • DOI : 10.11247/jssdj.45.39
  • ISSN : 0910-8173
  • CiNii Articles ID : 110003825287
  • CiNii Books ID : AN00150292

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