共同研究・競争的資金等の研究課題

2011年4月 - 2015年3月

「導引」の身体ー近世養生論における気をめぐらす術ー

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
23500691
体系的課題番号
JP23500691
配分額
(総額)
1,560,000円
(直接経費)
1,200,000円
(間接経費)
360,000円

本研究の目的は、日本の十七世紀から十九世紀前半までの養生論における導引の実践方法とその身体観を、明らかにしようとするものであった。次の二つの問題が検討された。1.気をめぐらす方法としての導引の実践方法・動作・その効果の整理。2.江戸時代の養生論における導引の歴史的変化と身体観の解明。導引の具体的な動作には、腹をさする、背中をうつ、歯をたたく、唾液を飲む、櫛で髪をけずる、臍下(丹田)に意識をおいてゆっくりとした呼吸をする、といったものである。十九世紀以降、養生論において呼吸法が多く記述されるようになり、丹田を重要視する身体観が形成された。
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リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-23500691/23500691seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-23500691
ID情報
  • 課題番号 : 23500691
  • 体系的課題番号 : JP23500691

この研究課題の成果一覧

論文

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講演・口頭発表等

  1