講演・口頭発表等

2014年9月3日

3次元磁気センサシステムにおける送信チャネル数に関する検討

日本音響学会 2014年 秋季研究発表会
  • 若宮 幸平
  • ,
  • 内田 秀継
  • ,
  • 鏑木 時彦

開催年月日
2014年9月3日 - 2014年9月5日
記述言語
日本語
会議種別
開催地
北海学園大学, 札幌
国・地域
日本

3次元磁気センサシステム(3D-EMA)において, 複数の受信コイル状態(位置と傾き)の受信信号予測値がほぼ同一になることに起因する大きな位置推定誤差を解消するため, 領域内の任意の2点間の受信信号の差の最小値を評価基準として導入し, それを最大にする送信コイル配置が提案されているが, 受信コイルの向きがEMAの筐体に対して傾いており, 実用上の問題があった. 本研究では, 受信コイルの基準方向を筐体の軸に平行な方向に変更し, 上記評価基準により, コイルの取り付け角度を最適化した. また, 送信チャネルを増やした場合についても同様の最適化を行い, 得られた送信コイル配置に対して, 位置推定シミュレーション実験を行った. その結果, 送信チャネル数を増やすに従い, 位置推定精度は向上し, 送信チャネル数を8とした場合, 最大誤差が1mm以下となる可能性があることがわかった.