2013年11月21日
三次元磁気センサシステムにおける送信コイルの配置の最適化についての検討
電子情報通信学会 音声研究会
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- 開催年月日
- 2013年11月21日 - 2013年11月22日
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 奈良先端科学技術大学院大学
- 国・地域
- 日本
三次元磁気センサシステムでは, 受信コイルから得られる受信信号が送信コイルとの位置関係により定まることを利用し位置推定を行うが, 受信コイルの位置が異なるにもかかわらず受信信号がほぼ等しくなる場合, 受信コイルの位置を受信信号から一意に決めることが出来ないという問題が発生する. 本研究では, 送信コイルの配置を最適化することでこの非決定性の問題を解決することを試みた. 測定領域内に受信コイルの位置と傾きに関する多数の標本点を設け, その任意の2点間の受信信号差が最大になるように送信コイル配置を最適化し, 位置推定シミュレーションを行ったところ, 非決定性の問題の緩和が確認された. さらに, その配置をシステムに実装し, 位置推定実験により推定制度を検証した結果, 平均位置誤差0.4mmの精度を得た.