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査読有り
2011年9月

【肝細胞癌の化学療法-分子標的治療の進歩と効果判定】 各論 肝細胞癌の化学療法の治療効果判定 PETによる治療効果判定

(株)医学書院 肝胆膵画像
  • 塩見 進
  • ,
  • 小谷 晃平
  • ,
  • 川村 悦史
  • ,
  • 東山 滋明
  • ,
  • 河邉 讓治
  • ,
  • 田中 弘教

13
6
開始ページ
633
終了ページ
637
記述言語
英語
掲載種別
記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)

PET(positron emission tomography)は腫瘍の代謝面での評価を行うことにより,CTやMRIなど従来の画像診断に比べ治療効果を早期にとらえることができる.PETの利点は客観的指標であるSUV(standardized uptake value)を用いることにより腫瘍を数量的に評価できること,腫瘍の全身転移を評価できる点である.PETの腫瘍診断に関しては,糖代謝を評価するフルオロデオキシグルコース(FDG)が広く用いられているが,肝細胞癌の約半数において偽陰性を示す.しかしリン脂質代謝や脂肪酸代謝を反映するPET製剤を用いることによりPET陰性癌の診断が可能である.今後これらのPET製剤を組み合わせることにより,肝細胞癌に対する化学療法の効果判定にPETの果たす役割は大きくなっていくと考えられる.(著者抄録)

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URL
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ID情報
  • ISSN : 1882-5087

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