鈴木 聡志

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研究者氏名
鈴木 聡志

論文

 
色覚異常の子どもへの対応のための指針
鈴木聡志
子どもと健康   (103) 80-82   2016年7月   [査読有り]
色覚異常をもつ子どもに対して周囲の大人達がどのように対応すべきかの指針を,子どもの発達段階に応じて提案した。
ディスコース分析の課題と可能性
鈴木聡志
精神看護におけるディスコース分析研究会誌   4 3-12   2016年5月   [査読有り][招待有り]
医療従事者と患者との間で何が起こっているかを理解するのにディスコース分析は非常に有益である。本稿ではディスコース分析の歴史と現状を概説し,その課題と今後の可能性を論じた。心理学の研究方法としては,ディスコース分析は人間の主観性や内面に関心がないことが批判されており,これらに関心を向けることが課題であろう。可能性として,遺伝カウンセリングの分析からカウンセリング理論の再検討をすることと,社会構成主義の立場に立ったまま経験を分析することを挙げた。
鈴木朋子,鈴木聡志,安齋順子
横浜国立大学教育人間科学部紀要.II,人文科学   18 1-18   2016年2月   [査読有り]
心理学者品川不二郎・孝子夫妻へのインタビューから,ウェクスラー式知能検査の本邦導入の背景を考察した。本検査は品川不二郎が留学で偶然知ったことから始まったが,改定に伴い少人数による直接的な作業から組織的な作業へ,個人主導から出版社主導へと変化したことで,50年以上にわたる継承と発展が可能になったと考えられる。
戦時体制下の教育相談―『愛児の教育相談』から『愛児の導き方』へ
鈴木聡志
社会臨床雑誌   21(2) 95-103   2013年11月   [査読有り]
戦時体制下におけるのわが国における教育相談が戦争の進展によってどのように変化したのかを,この時期に発行された二つの教育相談書『愛児の教育相談』(1939年)と『愛児の導き方』(1942年)を基に探った。国家主義と進路選択において,後者が前者よりも国家イデオロギーや国策に忠実だった。日本の教育相談は総力戦下の社会においてプロパガンダの役割を担っていたが,その傾向は太平洋戦争直前に激しくななり,イデオロギー色を強めた。
メタ理論とディスコース分析
鈴木聡志
科学基礎論研究   40(2) 31-36   2013年3月   [査読有り]
メタ理論と心理学におけるディスコース分析の関係について考察した。ディスコース分析は認識論,存在論,リサーチクエスチョン,方法論が一体となった一アプローチである。この立場からWatanabe(2010)のメタ理論に疑問を投げかけた。

Misc

 
子どもが心を開くかかわり―カウンセリングの視点から
鈴木 聡志
児童心理      2007年5月
子どもとのコミュニケーションを促すカウンセリングの方法を三つ取り上げ、それらがなぜ効果的なのかを会話分析の研究から説明した。
「ふつうの子」が問題を起こすとき-教育言説の歴史から
鈴木 聡志
児童心理 60      2006年1月
教育言説に注目することにより、研究と教育行政のレベルでは1980年代中頃を境に、問題行動を起こすのは特別な子からふつうの子に変化したことを論じた。pp.30-35
「心理学への異議」
鈴木 聡志
新曜社      2005年4月
Philip Banyard (1999) Controversies in psychology. の翻訳。
無気力型不登校をどう考えるか
鈴木 聡志
児童心理55      2001年7月
無気力型の不登校の概念を歴史的に考察した後、かつて不登校だった一学生を紹介した。pp.36-40
「教育実習の事前指導の構想」
鈴木 聡志
新教免法に基づく教育実習の指導(中学校)      2000年3月
関東地区私立大学教職課程研究連絡協議会第一部会が新教育職員免許法に基づく教育実習について研究した報告書の一部。私立大学の特徴をふまえて教育実習の事前指導のモデルを示した。

書籍等出版物

 
元良勇次郎著作集別巻2
大山正,大泉溥,高砂美樹,渡邊芳之,鈴木聡志,鈴木朋子,加藤博己,溝口元,伊藤直樹,西川泰夫,竹内瑞穂,荒川歩,小泉晋一 (担当:分担執筆)
クレス出版   2017年12月   
元良勇次郎著作集第13巻
大泉溥他 (担当:共訳, 範囲:「精神の修養に就きて」「疑惑と信念」)
クレス出版   2016年12月   ISBN:9784877337445
元良勇次郎著『論文集』(弘道館 1909)の翻刻
質的研究のデザイン
鈴木聡志 (担当:単訳)
新曜社   2016年4月   ISBN:978-4-7885-1474-4
Uwe Flich 著 Designing Qualitative Research (London: SAGE, 2007) の全訳。質的研究をデザインする上での要点を解説する。
元良勇次郎著作集第12巻
鈴木聡志
クレス出版   2015年12月   ISBN:978-4-87733-743-8
元良勇次郎が1906年から1912年までに発表した論考のうち8つを翻刻した。
ディスコースの心理学
鈴木聡志,大橋靖史,能智正博編 (担当:共編者, 範囲:第3章「経験を研究するディスコース分析」、第4章「色覚異常を自覚させられる経験」)
ミネルヴァ書房   2015年4月   ISBN:978-4-623-07330-6
わが国初となるディスコース分析の入門書であり、論文集である。第1部「理論編」は、ディスコースの観点が心理学に持つ意義を3つの論文が、ナラティヴの概念、ディスコース心理学、主観的経験をテーマに概説する。第2部「実践編」では、ディスコース分析を用いた研究を9つ収めているが、これらは臨床心理学の諸領域と関連が深いものが大半を占めている。臨床心理学的な視点からディスコース分析を用いたことが本書のユニークな点である。

講演・口頭発表等

 
エンパワメントアプローチによるカウンセリングの層状仮説の検証
鈴木純江、鈴木 聡志
日本カウンセリング学会第39会大会発表論文集   2006年8月   
筆者らは先にエンパワメントアプローチによるカウンセリングの層状仮説を提唱した。本件杞憂ではいじめられ体験をもつ5名の予備校生とのカウンセリングをもとに、この仮説を検討した。その結果、層状仮説は妥当であると考えられた。
石原忍と心理学
鈴木 聡志
日本医史学雑誌 第52巻第1号   2006年5月   
石原忍と心理学者との交流が石原表開発において寄与したこと、および彼の色覚異常の説が当時の色覚説の影響を受けていることを指摘した。
石原忍における色覚異常の発育不全説
鈴木 聡志
日本心理学会第69回発表論文集   2005年9月   
石原忍は胎生期の眼の発育不全により色覚異常が生じるとの説を主張していた。この説と色覚異常の遺伝とは相容れないが、両者の関係についての彼の説明は不十分である。彼がこの説を主張し続けた背景を考察した。
エンパワメントアプローチによるカウンセリングの層状仮説の提唱
鈴木純江、鈴木 聡志
日本カウンセリング学会第38回大会発表論文集   2005年8月   
いじめられ体験をもつ予備校生の事例を基に、ストレングス視点、教育、勇気づけ、協同からなるエンパワメントアプローチによるカウンセリングのモデルを提唱した。
石原式色覚検査表の開発における心理学の役割
鈴木 聡志
日本心理学会第68回大会発表論文集   2004年9月   
石原忍は大学院時代に心理学者と交流があり、自身の色覚検査表を開発するにあたり彼らとの交流から得た心理学の知識を参考にしたことを明らかにした。