2010年2月28日
昭和10年代の教育相談における忠言(アドバイス)の科学性
カウンセリング研究
- 巻
- 43
- 号
- 1
- 開始ページ
- 43
- 終了ページ
- 50
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.11544/cou.43.1_43
- 出版者・発行元
- 日本カウンセリング学会
昭和10年代の教育相談は親等に忠言(アドバイス)を与えることを主にしていたが,その科学性に関する議論を現代的観点から再検討した。常識に基づく忠言は科学的ではないようである。知能検査と実態調査が科学性を保証すると考えられていたが,それらは処置をもたらさなかった。条件発生的考察はゲシュタルト心理学に基づく児童理解で,これが展開していたなら我が国独自の臨床心理学となる可能性があったと考えられる。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11544/cou.43.1_43
- ISSN : 0914-8337
- CiNii Articles ID : 130005131994
- CiNii Books ID : AN10071578