2007年 - 2009年
歯髄組織幹細胞の局在と分化能の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
胎生期ラベリング法により歯髄組織幹細胞をチミジン類似体であるBrdUによりラベルすることに成功し、歯の発生過程での幹細胞の局在と歯の損傷後の幹細胞の分化能を検索した。成熟歯髄において、ラベル細胞は間葉系幹細胞マーカーであるSTRO-1、CD146との共陽性を示し、歯髄中央部血管周囲に密に局在していたことから、同部に歯髄幹細胞ニッチの存在が示唆された。また、歯の損傷後に歯髄組織幹細胞が象牙芽細胞に分化することも明らかとなった。
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- 課題番号 : 19390462
- 体系的課題番号 : JP19390462