2014年4月 - 2018年3月
南アジアにおけるアメーバ赤痢の免疫学的コホート研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
各種下痢起因性病原体の感染状況と下痢エピソードとの相関を詳細に解析したところ、赤痢アメーバ E. histolyica ならびに E. moshkovskii の単独感染と下痢エピソードとの相関が見出された。また、子供たちの免疫応答から得られた知見に関してモデル動物を用いて検証したところ,赤痢アメーバの腸管感染が遷延する動物モデルではIL-17Aの発現亢進が認められた。IL-17A遺伝子欠損マウスを用いた研究により、IL-17Aは赤痢アメーバ腸管感染の慢性期において、IFN-g/IL-4比を減じつつ、赤痢アメーバの持続感染に寄与することが示唆された。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 26305013
- 体系的課題番号 : JP26305013