2018年6月
ヒト胃消化シミュレーターを用いた油含有ゲルのin vitro 消化試験:油の胃内放出制御のためのモデル解析
日本食品工学会誌
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- 巻
- 19
- 号
- 2
- 開始ページ
- 89
- 終了ページ
- 101
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.11301/jsfe.17505
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本食品工学会
<p>微小油滴を包括させたエマルションハイドロゲルは,その力学特性と組成が容易に調整できることから,モデル食品として使われている.著者らが開発してきたヒト胃消化シミュレーター(Gastric Digestion Simulator; GDS)は,胃のぜん動運動を模擬可能であり,消化中の食品の崩壊過程の再現と観察をすることができる.本研究では,GDSを用い,様々な力学特性を有するエマルションハイドロゲルの胃消化挙動について検討することを目的とした.微小油滴(大豆油)を包括させたエマルションハイドロゲルを,次の4種類のゲル化剤の組合せで調製した:寒天(AG),寒天+ネイティブ型ジェランガム(AG-NGG),脱アシル型ジェランガム(DGG),脱アシル型ジェランガム+ネイティブ型ジェランガム(DGG-NGG).GDSを利用したin vitro消化試験において,DGGとDGG-NGGのエマルションハイドロゲルは,ぜん動運動により発生微小油滴が放出されることなくゲル粒子が収縮した.一方,AGとAG-NGGのエ
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11301/jsfe.17505
- ISSN : 1884-5924
- eISSN : 1884-5924