基本情報

所属
同志社大学 ライフリスク研究センター 嘱託研究員
学位
博士(文学)(2003年3月 京都大学)
博士(経済学)(2008年10月 神戸大学)
博士(宗教思想)(2014年11月 南山大学)
神学修士(1987年3月 南山大学)
教皇庁立神学校神学修士(1988年3月 南山大学)

連絡先
capabilitywatagmail.com
J-GLOBAL ID
200901081871692880
researchmap会員ID
1000226984

  私は、トマス・アクィナスの人間論や共同体論を中心に研究を進めている。これまで公表してきた研究論文等は80本以上に及び、三つの博士号を受けることができた。まず、故山田晶京都大学名誉教授の指導のもと、平成15年3月、京都大学から論文による博士(文学)の学位を取得し、平成17年1月に、この博論を補完した著書『トマス・アクィナスの人間論-個としての人間の超越性-』を出版した。次に、故野尻武敏神戸大学名誉教授、足立正樹神戸大学名誉教授の指導のもと、トマスの共同体論を精力的に研究し、平成20年10月、神戸大学からの博士(経済学)の学位を取得し、同時期に著書『共同体と共同善-トマス・アクィナスの共同体論研究-』を出版することができた。そして、平成26年11月に三番目の博士論文「共同体と連帯性―トマス・アクィナスにおける神的共同体-」によって、南山大学から博士(宗教思想)の学位を授与された。現在は科研費での研究課題であるアクィナスの自然法論と正義論について精力的に研究を進めている。アクィナス以前としてはカンタベリーのアンセルムストアクィナスの比較研究を,アクィナス以後ではパドヴァのマルシリウス,ウイリアム・オッカムトアクィナスとの比較研究を行っている。さらに,現代正義論の分野では,アマルティア・セン,マーサ・C・ヌスバウム,イングリッド・ロビンズ,後藤玲子のケイパビリティ・アプローチに,アクィナスの正義論,自然法論の応用を試みている。現在はケイパビリティ・アプローチにアクィナスの現代的可能性を探っており,精力的に研究を進めている。


委員歴

  6

論文

  90

MISC

  28

書籍等出版物

  7

講演・口頭発表等

  71

主要な担当経験のある科目(授業)

  12

所属学協会

  11

共同研究・競争的資金等の研究課題

  8