2017年4月 - 2021年3月
第二言語習得研究成果を活用したより効果的な英語指導法の開発
日本学術振興会 基盤研究(B) 基盤研究(B)
英語学習者(JLEs)が、どのように主語wh疑問文を習得していくのか考察した。統語的視点と意味的視点から、なぜ主語wh疑問文の習得が他のwh疑問文の習得よりも困難か、なぜ主語what疑問文が最も習得困難なwh疑問文か、実験結果を基に説明を行った。実験の結果、初級JLEsは、日本語の統語的な特性と意味的な特性の両方からの影響を強く受ける。中級学習者はDO (YOU) が過剰挿入された文を適切であると判断するようになる。主語wh疑問文の習得が進んでくると、彼らはFocus句とForce句は異なった状況で使われていることに次第に理解できるようになり、適切な主語wh疑問文を許容するようになる。
- ID情報
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- 課題番号 : 17H02358
- 体系的課題番号 : JP17H02358