論文

2010年

製品アーキテクチャとネットワークの変革からみたものづくり

日本経営診断学会論集
  • 小川 正博

10
開始ページ
136
終了ページ
141
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11287/jmda.10.136
出版者・発行元
日本経営診断学会

グローバル化による市場の拡大や多数の競争企業の出現,一方では技術革新や製品アーキテクチャの変化など,不確実性が高まる環境のなかで,ネットワークを基盤としたものづくりは変革を迫られている。本稿では自律した参加企業の優れた能力を活用できるように,オープンなモジュール型の製品アーキテクチャに移行して,自律分散型のネットワークを活用することがものづくり変革の方向であることをみる。それはネットワーク・リーダーのイノベーションだけでなく,パートナーのイノベーションを活用するもので,不確実な環境変化にも対応しやすい。ただそれは同質な製品競争に移行するため,一方で,標準化の枠組みの中で独自性を創造するための絶えざるイノベーションが不可欠である。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11287/jmda.10.136
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130000666158
ID情報
  • DOI : 10.11287/jmda.10.136
  • CiNii Articles ID : 130000666158

エクスポート
BibTeX RIS