Mar, 2002
慢性肝疾患と免疫 B型慢性肝炎患者におけるHBc抗原領域のエピトープの同定とそれに対する免疫応答の質的解析
消化器と免疫
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- Volume
- Number
- 38
- First page
- 20
- Last page
- 23
- Language
- Japanese
- Publishing type
- Research paper (scientific journal)
- Publisher
- 日本消化器免疫学会
B型慢性肝炎患者(B-CH)におけるHBc抗原特異的免疫応答の標的部位の解析,免疫応答の質的評価を行った.B-CH患者23例を対象に,HBc抗原領域をカバーする13〜15merのペプタイドを作製し,患者末梢血単核球を刺激後,細胞内サイトカイン/ケモカイン発現パターンをflow cytometry(FACS)及びRT-PCRにて解析した.FACS解析では,HBc91-105(p19)での刺激時に,FN-γ+細胞,IL-4+細胞とも有意な増加がみられた.また,RT-PCRを用いた解析ではp19による刺激で11例中8例で,多くの場合,同時に複数のサイトカイン/ケモカインの発現増強がみられた.これらのことから,B-CH患者においてはp19に主要なエピトープが存在している可能性が示唆された
- ID information
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- Ichushi Web ID : 2002216086