MISC

2018年8月

【高齢者の口腔機能-オーラルフレイル-】 咀嚼による高齢期のヘルスプロモーション

Geriatric Medicine
  • 小野 高裕
  • ,
  • 堀 一浩
  • ,
  • 長谷川 陽子
  • ,
  • 山鹿 義郎
  • ,
  • 高阪 貴之
  • ,
  • 菊井 美希

56
8
開始ページ
743
終了ページ
747
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)ライフ・サイエンス

近年、高齢者のフレイル予防と健康長寿における咀嚼の重要性が注目されている。咀嚼は運動としては軽微であるが、豊富な感覚情報や情動変化を伴うため、脳循環や体循環を賦活化する効果を有している。また、客観的な咀嚼能力検査によって、咀嚼能力の低下がメタボリックシンドローム罹患のリスクとなることが示唆された。さらに、肥満予防を目的とした咀嚼行動変容を促すための、ウエアラブルデバイスの開発が行われている。このように、運動、能力、行動の様々な面からアプローチすることによって、咀嚼を利用した高齢者のヘルスプロモーションの可能性が広がるものと期待される。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0387-1088
  • 医中誌Web ID : S830070007

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