MISC

2017年9月

【嚥下障害に対する新たなアプローチ】 摂食嚥下リハビリテーションにおける嚥下時舌圧測定の有用性

The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
  • 小野 高裕
  • ,
  • 堀 一浩
  • ,
  • 藤原 茂弘
  • ,
  • 皆木 祥伴
  • ,
  • 村上 和裕

54
9
開始ページ
666
終了ページ
671
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.2490/jjrmc.54.666
出版者・発行元
(公社)日本リハビリテーション医学会

極薄型の舌圧センサシートを口腔内に貼付することにより、自然な嚥下時の舌圧を多点で測定することができる。舌圧の持続時間、最大値、順序性、左右バランスなどのパラメータの変化は、脳卒中、神経筋疾患、口腔中咽頭がんなど各疾患特有の舌のmotor controlの異常と関連しており、不顕性の嚥下機能低下を捉えるうえで有用である。また、嚥下時舌圧データは、嚥下手技の舌に対する効果検証や、患者個々の舌機能に応じた食品性状の設定に応用することによって、摂食嚥下リハビリテーションにおけるさまざまなアプローチの合理化や効率化に貢献する可能性をもつと考えられる。(著者抄録)

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2490/jjrmc.54.666
URL
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrmc/54/9/54_666/_pdf
ID情報
  • DOI : 10.2490/jjrmc.54.666
  • ISSN : 1881-3526
  • eISSN : 1881-8560
  • 医中誌Web ID : 2018066792

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