1999年8月
口腔腫瘍患者の補綴治療における系統的アプローチの構築 最近2年間の治療実績をもとに
大阪大学歯学雑誌
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- 巻
- 44
- 号
- 1
- 開始ページ
- 44
- 終了ページ
- 56
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 大阪大学歯学会
1)腫瘍原発部位の比率は1994年と比較して,上顎の比率が低下し,下顎・舌・口底部の比率が上昇する傾向が認められた. 2)手術から補綴装置装着までの期間は,上顎腫瘍症例と比較して下顎・舌・口底腫瘍症例の方が著しく延長し,術前紹介症例よりも術後紹介症例の方が延長する傾向が見られた. 3)上顎腫瘍症例14名について検討した結果,早期顎義歯,閉鎖床,顎義歯を口腔内状況や術後の経過に応じて適用することが早期の機能回復を図る上で有効であった. 4)舌・口底部の切除・再建後に嚥下障害が認められた12症例に対する治療術式と経過について検討した結果,嚥下補助装置を用いた機能訓練の有効性が認められた
- ID情報
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- ISSN : 0473-4629
- 医中誌Web ID : 2000054978