水野 健作

J-GLOBALへ         更新日: 18/07/26 14:07
 
アバター
研究者氏名
水野 健作
 
ミズノ ケンサク
eメール
kmizunobiology.tohoku.ac.jp
URL
http://db.tohoku.ac.jp/whois/detail/2c6b6170840fc7db94594e52f3902c6c.html
所属
東北大学
部署
大学院生命科学研究科 分子生命科学専攻 遺伝子システム学講座 情報伝達分子解析分野
職名
教授
学位
理学博士(大阪大学)
その他の所属
東北大学

研究分野

 
 

経歴

 
2001年4月
 - 
現在
東北大学大学院生命科学研究科 教授
 
1999年4月
 - 
2001年3月
東北大学大学院理学研究科 教授
 
1994年11月
 - 
1997年10月
科学技術振興事業団 さきがけ研究員
 
1990年10月
 - 
1999年3月
九州大学理学部 助教授
 
1989年9月
 - 
1990年9月
カリフォルニア大学サンディエゴ校 研究員
 

学歴

 
 
 - 
1977年3月
大阪大学 理学研究科 有機化学
 
 
 - 
1975年3月
大阪大学 理学部 化学科
 
 
 - 
1979年2月
大阪大学 理学研究科 有機化学
 

委員歴

 
2001年4月
 - 
現在
日本生化学会  常務理事
 
2000年4月
 - 
現在
日本細胞生物学会  評議員
 
2001年4月
 - 
現在
日本生化学会  研究体制検討委員会委員
 
2015年11月
 - 
2017年11月
日本生化学会  副会長
 
2006年12月
 - 
2007年5月
日本蛋白質科学会  年会実行委員会委員
 

受賞

 
1988年10月
日本生化学会 日本生化学会奨励賞
 
1995年3月
日本経済新聞社 日経BP技術賞大賞
 

論文

 
J Cell Sci.   131(1) jcs208769-jcs208769   2018年1月   [査読有り]
Cell Struc. Funct.   43(1) 95-105   2018年4月   [査読有り]
PLoS One.   12(8) e0183030-e0183030   2017年8月   [査読有り]
A26365-A26365   2017年7月   [査読有り]
Abe, S., Nagai, T., Masukawa, M., Okumoto, K., Homma, Y., Fujiki, Y., and *Mizuno, K.
J. Biol. Chem.   292(10) 4089-4098   2017年1月   [査読有り]
Takahashi, K., Okabe, H., Kanno, S., Nagai, T., and Mizuno, K.
Biochem. Biophys. Res. Commun.   482(4) 686-692   2017年1月   [査読有り]
Takahashi, K., Okabe, H., Kanno, S., Nagai, T., and *Mizuno, K.
Ohashi, K., Fujiwara, S., and Mizuno, K.
J. Biochem.   161(3) 245-254   2017年1月   [査読有り]

Misc

 
LIMキナーゼによるコフィリンリン酸化とアクチン細胞骨格の時空間的制御
水野健作
実験医学   24(9) 1289-1294   2006年6月
コフィリンのリン酸化と細胞運動
西田満、水野健作
蛋白質核酸酵素増刊「細胞骨格と接着」   51(6) 516-521   2006年5月
LIMキナーゼによるコフィリンのリン酸化とアクチン細胞骨格の制御
水野健作
生化学   71(5) 345-350   1999年5月
受容体型チロシンキナーゼSky/Tyro3のリガンドはプロテインSか?
水野健作、大橋一正
細胞工学   15(2) 222-228   1996年2月
生理活性ペプチド前駆体のプロセシングに関与する酵素系の生化学的研究
水野健作
生化学   61(12) 1435-1461   1989年12月

書籍等出版物

 
Comprehensive Endocrinology, The Pituitary Gland, second edition (ed. by Imura, H.)
Mizuno, K., and Matsuo, H. (担当:共著, 範囲:Processing of peptide hormone precursors. pp. 153-178)
Raven Press   1994年   
Hepatocyte growth factor-scatter factor and the c-met receptor (eds. by Goldberg, I. D., and Rosen, E. M.)
Mizuno, K., and Nakamura, T. (担当:共著, 範囲:Molecular characteristics of HGF and the gene, and its biochemical aspects. pp. 1-29)
Birkhauser Verlag   1993年   
Signal Transduction of Cell Division, (ed. by Miki, T.)
Kaji, N., and Mizuno, K. (担当:共著, 範囲:Roles of cofilin, LIM-kinase, and Slingshot in cytokinesis. pp. 125-140)
Research Signpost   2005年   
細胞骨格と細胞運動/竹縄忠臣編
水野健作 (担当:共著, 範囲:II-2章 LIMキナーゼ pp114-121)
シュプリンガーフェアラーク東京   2002年7月   
細胞骨格・運動がわかる/三木裕明編
大橋一正、水野健作 (担当:共著, 範囲:第3章 アクチンの脱重合制御 pp. 45-53)
羊土社   2004年4月   

講演・口頭発表等

 
Functional roles of Rho-GEF PLEKHG4B in the forma-tion of adherens junctions
第70回日本細胞生物学会(日本発生生物学会合同大会)   2018年6月5日   
力覚応答に関与するRho-GEF, Soloの上皮細胞の集団移動における機能解析
磯崎友亮、酒井高輝、藤原佐知子、水野健作、大橋一正
新学術領域「幹細胞老化と疾患」「細胞競合」総括班主催「若手の会」   2018年2月2日   
Functional roles of RhoA-GEF Solo in mechano-transduction and epithelial tubule formation
水野 健作
The 6th International Symposium on Dynamical ordering of biomolecular systems for creation of integrated functions   2018年1月20日   
力覚応答に関与するRho-GEF, Soloの同定とアクチン骨格再構築における機能解析
大橋 一正、磯崎 友亮、西村 亮祐、酒井 高輝、藤原 佐知子、水野 健作
2017年度生命科学系学会合同年次大会(40th分子生物学・90th生化学)   2017年12月6日   
Rho-GEF, PLEKHG4Bによるアクチン骨格再構築と細胞間接着形成おける機能
二宮 小牧、水野 健作、大橋 一正
2017年度生命科学系学会合同年次大会(40th分子生物学・90th生化学)   2017年12月6日   
力覚応答に関与するRho-GEF, Soloの上皮細胞の集団移動における機能解析
磯崎 友亮、酒井 高輝、藤原 佐知子、水野 健作、大橋 一正
2017年度生命科学系学会合同年次大会(40th分子生物学・90th生化学)   2017年12月6日   
Rho-GEF Soloは細胞-基質間接着における力覚応答に関与し上皮腺房形成を制御する
藤原 佐知子、出口 真次、松井 翼、水野 健作
2017年度生命科学系学会合同年次大会(40th分子生物学・90th生化学)   2017年12月6日   
&ポスター
増殖抑制刺激依存的な一次繊毛形成におけるCep97の分解の役割
向山 祥帆、永井 友朗、水野 健作
2017年度生命科学系学会合同年次大会(40th分子生物学・90th生化学)   2017年12月6日   
&ポスター
Cep104は微小管重合活性を持ち一次繊毛の伸長に寄与する
山添 隆史、梅田 真也、菅谷 優子、永井 友朗、水野 健作
2017年度生命科学系学会合同年次大会(40th分子生物学・90th生化学)   2017年12月6日   
&ポスター
A novel YAP-binding protein Furry controls localization and activity of YAP.
K. Irie, T. Nagai, K. Mizuno
2017 ASCB | EMBO Meeting   2017年12月2日   

競争的資金等の研究課題

 
細胞骨格再構築のシグナル伝達機構に関する研究
科学研究費補助金
研究期間: 1998年4月 - 現在
一次繊毛の形成機構
科学研究費補助金
研究期間: 2011年4月 - 現在
細胞のメカニカルシグナル応答機構
科学研究費補助金
研究期間: 2013年4月 - 現在
蛋白質リン酸化酵素の活性制御機構に関する研究
科学研究費補助金
研究期間: 1998年4月 - 現在
細胞増殖因子と受容体の生理機能に関する研究
科学研究費補助金
研究期間: 1998年4月 - 現在

社会貢献活動

 
夏休み大学探検2005
【その他】  2005年7月26日
仙台市の中学生を対象に科学の楽しさを実感してもらう。「細胞の形と動きを顕微鏡で見てみよう」
東北大学の新世紀
【出演, 寄稿】  東日本放送  2008年10月6日

その他

 
2016年4月   メカニカルストレスによるRho-GEFの活性化機構と細胞集団行動における機能
細胞は外界からの力学的刺激(メカニカルストレス)に応答して、形態や運動・増殖能を大きく変化させる。例えば、血管内皮細胞は拍動による繰返し伸展刺激や、血流によるずり応力を受けており、これらの力刺激に応答して細胞の配向性、運動・増殖能を変化させる。また、原腸陥入時の中胚葉の収束伸長や心臓、骨、筋肉などの組織形態形成は、液性因子の作用とともに、外環境の硬さや、細胞間、細胞-基質間に発生する力によっても制御されている。このように力学的刺激に対する細胞応答(力覚応答)は、胚発生、器官形成、血管形成等における組織の発達、維持、再生過程において極めて重要な役割を果たしており、その応答不全は器官形成不全、循環器疾患、骨粗鬆症、癌の悪性化など多くの疾患とも密接に関連している。しかし、外界の力学的刺激を化学的シグナルに変換する分子機構については未だ不明な点が多い。
細胞の力覚応答にはRho ファミリーとアクチン骨格の再構築が中心的な役割を果たしているが、力学的刺激によるRho ファミリーの活性化機構は全く不明である。私達は最近、血管内皮細胞の繰返し伸展刺激による細胞配向変化をモデル系として、約70 種のRho-GEF(Rho ファミリー活性化因子)の網羅的な発現抑制実験を行い、力覚応答に関わる11 種類のRho-GEF を同定する
ことに成功した。さらに、同定したRho-GEF の中で、RhoA のGEF であり、ゼブラフィッシュ胚の収束伸長に関与することが示されているSolo に注目して研究を進め、Solo がケラチン繊維(K-8/18)と分子内の複数箇所で結合することを見出した。さらに、Solo は張力刺激依存的な細胞内RhoA の活性化やストレスファイバーの形成・強化に必須であることを明らかにした。
本研究では、Solo がケラチン繊維と複数箇所で結合することから、Solo 分子自身が張力によって構造変化し、活性化するメカノセンサー分子として機能する可能性について検証する。力学的刺激によるRho-GEF 及びRho の活性化機構についてはこれまで全く不明であり、本研究によって細胞の力覚応答の新たな分子機構を世界に先駆けて解明することを目的とする。さらに、細胞の集団移動や管腔形成における張力分布を可視化するとともに、Solo-RhoA 系が力覚応答を介して細胞の秩序ある集団的・組織的挙動を制御する分子機構を解明することを目的とする。
2016年4月   細胞の力覚応答におけるSolo-RhoA系の機能
力学的刺激に対する細胞応答は生体の恒常性維持、組織形成において重要な役割を担っているが、細胞の力学応答の分子機構の多くは不明である。本研究では、細胞の力覚応答に関与するRho-GEFとして私達が最近同定したSoloの活性化機構を解明し、力覚応答の新たな分子機構を解明するとともに、細胞の集団移動や管腔形成におけるSolo-RhoA系の機能を解明する。
2013年4月   増殖抑制シグナルによる一次繊毛形成機構
本研究では、NDR経路を中心に、細胞増殖抑制シグナルによる中心体ー基底小体変換機構及び一次繊毛形成機構を解明し、さらに、一次繊毛の形成と崩壊が細胞増殖の制御において果たす役割を解明することを目的とする。そのため、①増殖抑制シグナルによるNDRの活性化機構、②中心体-基底小体変換ならびに一次繊毛形成におけるNDRとその基質の機能、③一次繊毛形成による細胞増殖の制御機構、の3項目に焦点を当てて研究を進める。本研究により、増殖抑制シグナルによる一次繊毛形成の分子機構が解明されるとともに、中心体-基底小体変換という新たな視点から細胞増殖の進行と停止を制御する新機構が解明され、さらに、繊毛病として知られる繊毛形成異常による多様な疾患の分子的理解が大きく前進することが期待できる。
2012年10月   メカノシグナルによるRhoファミリーの活性化と細胞応答機構
細胞は力学的刺激に応答して形態、極性、運動能、増殖能を大きく変化させるが、物理的な「力」シグナルを化学シグナルに変換するメカノトランスダクションの分子機構の多くは不明である。Rhoファミリーはアクチン骨格の再編成を誘導し、力学的刺激依存的な細胞応答において中心的役割を担っていると考えられるが、力学的刺激によるRhoファミリーの活性化機構は全く不明である。本研究では、①血管内皮細胞の繰返し伸展刺激によるアクチン繊維の再配向、②3次元培養下における上皮細胞のシスト(嚢胞)形成における細胞外基質の硬さ依存的な脱組織化、を力刺激による細胞応答のモデル系として用い、力刺激によるRhoファミリーの活性化と細胞応答の分子機構を解明する。私達は既に上記2つの系に関与する数種のRho-GEFを同定しており、本研究の進展は物理的「力」シグナルを化学シグナルに変換する新たな分子機構の解明に大きく貢献すると考えられる。
2010年4月   細胞遊走、細胞分裂時の極性形成における細胞骨格の時空間的制御機構
アクチン細胞骨格の再構築は、細胞の運動、分裂、極性形成に必須の役割を担っており、器官形成、神経系構築、免疫応答、癌細胞転移など多くの生理的・病理的現象においても重要な役割を果たしている。私達は、アクチン骨格の再構築を制御する主要因子であるコフィリン(アクチン脱重合因子)を特異的にリン酸化(不活性化)するLIMキナーゼ(LIMK)と、脱リン酸化(活性化)するホスファターゼであるSlingshotを同定し、コフィリンのリン酸化・脱リン酸化を介したアクチン骨格制御機構とそのシグナル伝達経路を明らかにしてきた。さらに、LIMKとSlingshotの発現抑制によって、細胞遊走や分裂時の極性形成に異常が生ずることを見出した。しかし、細胞遊走や分裂時のLIMKとSlingshotの時空間的な活性制御機構は不明である。本研究では、細胞遊走時の前後軸形成過程や細胞分裂時の分裂軸決定過程におけるコフィリンの時空間的な活性制御機構を解明し、コフィリンを介したアクチン骨格の時空間的な制御経路が細胞遊走、分裂時の極性形成において果たす役割を解明することを目的とする。