鈴木 晃志郎

J-GLOBALへ         更新日: 19/03/04 18:34
 
アバター
研究者氏名
鈴木 晃志郎
 
スズキ コウシロウ
URL
http://www.hmt.u-toyama.ac.jp/geog/index.html
所属
富山大学
部署
人文学部 人文学科
職名
准教授

プロフィール

 富山大学人文学部で観光学・地理学を教えています。バックグラウンドである行動地理学,社会地理学から、観光にまつわる諸問題に広く取り組んでいます。認知・態度・価値観・規範などの心理的、社会的あるいは文化的要素を通じて、いわばミクロな視点から観光行動を捉えること。これが私のアプローチのしかたです。

 大学院時代は、人の地理情報伝達に及ぼす文化や社会の影響が、果たしてどのくらい大きいのか明らかにする「地理情報伝達の異文化比較」を研究。その後、観光開発を含む地域開発に直面した地域で、コミュニティ内の紛争が、地域社会や外部有識者、一般世論とどのように関わりあい、いかなる過程を経て形づくられていくのかに関心をもつようになりました。現在は、尖鋭化したコミュニティの葛藤や対立を、どうすれば対話・理解,和解へと導くことができるのか、という問題を研究しています。

 認知地図、フィルム・ツーリズム(メディア誘発型観光)、NIMBYと合意形成、世界遺産登録と観光の関係のあり方、景観保全と観光振興のトレードオフ、観光案内図に描かれた地理空間の解析、竹林拡大のメカニズムの解明などが私の研究のキーワードです。
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著者課金型のオープンアクセス電子ジャーナルが近年欧米で急増し、少しでも高いIFと知的先行権の確保を求めて、日本の研究者が欧米の出版社に研究費を支払う朝貢のメカニズムが構造化されつつあります。私の所属する地域生活学研究会はこの状況に問題提起をし、ひとつの試みとして機関リポジトリを活用した、完全無料型で極めて速報性の高い電子ジャーナルを刊行しました。皆さまのご意見・ご投稿をお寄せください。(2013年10月敬白)
https://toyama.repo.nii.ac.jp/?action=repository_opensearch&index_id=1450

研究分野

 
 

経歴

 
2010年9月
 - 
現在
富山大学人文学部 准教授
 
2007年4月
 - 
2010年8月
首都大学東京都市環境学部 助教
 
2006年9月
 - 
2007年3月
首都大学東京都市環境学部 リサーチアシスタント
 
2005年1月
 - 
2005年7月
カリフォルニア大学サンタバーバラ校 客員研究員
 

学歴

 
1997年4月
 - 
1999年3月
立命館大学 文学研究科 地理学専攻
 
1999年4月
 - 
2004年3月
東京都立大学 理学研究科 地理科学専攻
 

委員歴

 
2016年7月
 - 
2018年3月
防災教育を中心とした実践的安全教育総合支援事業推進委員会  委員長
 
2016年7月
 - 
現在
富山県  安全なまちづくり・とやま賞表彰選考委員会 委員
 
2016年7月
 - 
現在
富山県 カギかけ防犯コンテスト表彰選考委員会  委員
 
2016年9月
 - 
2017年2月
防災教育を中心とした実践的安全教育総合支援事業推進委員会  通学路安全対策アドバイザー
 
2014年4月
 - 
2016年3月
独立行政法人大学入試センター教科科目第一委員会  委員
 
2014年3月
 - 
2015年3月
日本地理学会  秋季学術大会実行委員会 委員
 
2013年9月
 - 
現在
地理空間情報の活用推進に関する北陸地方産学官連絡会議  委員
 
2013年1月
 - 
現在
『地域生活学研究』(地域生活学研究会)  編集委員長
 
2012年4月
 - 
2017年3月
富山市環境未来都市推進協議会  委員(チーム長代理)
 
2012年4月
 - 
2014年3月
進化経済学会 観光部会  学術委員
 

書籍等出版物

 
Communications in Computer and Information Science
Suzuki, K. (担当:分担執筆, 範囲:Emergence of Geovigilantes and Geographic Information Ethics in the Web 2.0 Era)
Springer-Verlag   2019年   
https://www.springer.com/series/7899
現代地政学事典
現代地政学事典編集委員会 (担当:分担執筆, 範囲:鈴木晃志郎「富士山の環境政治(in press)」)
丸善出版   2019年   
地図の事典
森田 喬監修(若林芳樹・有川正俊・熊木洋太・今井健三・鈴木純子・滝沢由美子・鈴木厚志・太田 弘・齊藤忠光編) (担当:分担執筆, 範囲:地図の権威(A3-8)、空間的能力(C1-11))
朝倉書店   2019年   
Grueau, C., Laurini, L. and Ragia, L. (eds.) GISTAM 2018 - Proceedings of the 4th International Conference on Geographical Information Systems Theory, Applications and Management
Suzuki, K. (担当:分担執筆, 範囲:A newly emerging ethical problem in PGIS - Ubiquitous atoque absconditus and casual offenders for pleasure: pp.22-27)
Science and Technology Publications Press   2018年3月   ISBN:978-989-758-294-3
人文知のカレイドスコープ
富山大学人文学部編 (担当:分担執筆, 範囲:鈴木晃志郎「ダークツーリズムの視角からみた観光地富山の可能性: pp.12-21」)
桂書房   2018年3月   ISBN:978-4866270463
中村 都(編) (担当:分担執筆, 範囲:鈴木晃志郎「エコツーリズムとは何か: p. 89」)
法律文化社   2017年4月   ISBN:4589038528
若林 芳樹, 今井 修, 瀬戸 寿一, 西村 雄一郎 (担当:分担執筆, 範囲:鈴木晃志郎「地理空間情報の倫理: pp. 44-50」)
古今書院   2017年3月   ISBN:4772242007
金 枓哲, Firmino Ana, 市川 康夫, International Geographical Union. Commission on the Sustainability of Rural Systems (担当:分担執筆, 範囲:Important cultural landscape list and the decay of traditional agricultural life: A case of dispersed settlement in Tonami Plain, Japan: pp.59-70)
IGU Commission on the Sustainability of Rural Systems : Graduate School of Environmental Studies, Nagoya University   2013年12月   ISBN:9784904316108
伊藤修一・有馬貴之・駒木伸比古・林琢也・鈴木晃志郎 (担当:共編者, 範囲:地図学者からのアプローチ)
古今書院   2012年4月   ISBN:4772285059
深見 聡・井出 明編(海野敦史・鈴木晃志郎・庄子真岐・永吉 守著) (担当:分担執筆, 範囲:鈴木晃志郎「世界遺産登録と観光 (pp.73-96)」)
古今書院   2010年4月   ISBN:4772231307
村越 真, 若林 芳樹編 (担当:分担執筆, 範囲:鈴木晃志郎「地理情報の表現に文化の違いはあるか: pp.177-189」)
古今書院   2008年4月   ISBN:4772241159
近藤健児, 木下 淳, 田畑休八, 鈴木晃志郎, 鮫島奈津子 (担当:共著, 範囲:ドビュッシー (第6章)、ラヴェル (第8章))
青弓社   2007年9月   ISBN:4787272349
岡本耕平・若林芳樹・寺本潔編 (担当:分担執筆, 範囲:鈴木晃志郎「外国人居住者の空間認知および空間行動の支援策とその課題: pp.116-120」)
古今書院   2006年12月   ISBN:4772270191
C.Freksa, B.Nedel, M.Knauff and B.Krieg-Brückner (eds.) (担当:分担執筆, 範囲:Suzuki, K. and Wakabayashi, Y. Cultural differences of spatial descriptions in tourist guidebooks. pp. 147-164)
Springer-Verlag   2005年3月   ISBN:3540250484
Foreman, N and Gillett, R.(eds.) (担当:分担執筆, 範囲:鈴木晃志郎・竹内謙彰訳「場所の空間表現に対する子どもの理解:方法論の景観地図を作製する試み: pp. 41-84」)
二瓶社   2001年12月   ISBN:4931199836

論文

 
Caveat emptor: A new form of participatory mapping and its ethical implication on PGIS
Suzuki, K.
Proceedings in Cartography and GIScience of the International Cartographic Association   2 (in press)   2019年7月   [査読有り]
A user-generated online mapping website named Caveat Emptor (a.k.a. Oshimaland) was instantiated to investigate the necessity of a geographic information ethics 2.0. By incorporating Suler’s (2004) concept of online disinhibition effects, the auth...
口コミの効果を通じてみる霊場の脱聖地化と広域化ー富山県「穴の谷霊場」を事例にー
鈴木晃志郎・島田章代・伊藤修一
地理科学   73(2) 50-65   2018年6月   [査読有り]
観光行動もサービス選択・消費行動の一つであり,リピート率の向上や顧客満足度の上昇に及ぼすWoMの効果に注目した分析の対象となりうる。そこで本研究は富山県の湧水池「穴の谷霊場」来訪者を対象に,入込客数の維持にWoMがもたらす効果を検討した。数量化Ⅲ類による類型化では,来訪者の動機は病気治療,健康維持,味の良さでカテゴリー化される一方,霊場本来の場所性はその影響力を失っていた。また来訪者の76%が信頼のおける肉親や知人からの口コミ情報を来訪のきっかけに挙げ,WoM研究の知見を裏付けた。
秋山祐樹・青木和人・鈴木晃志郎・蒋湧・駒木伸比古
愛知大学三遠南信地域連携研究センター紀要   5 63-80   2017年12月
愛知大学で開催されたシンポジウム『地方創生に向けた地域情報の活用とは』の内容を文字に起こしたもの。パネリストの一人として、地理空間情報の倫理について概説し、今後のオープンデータ化の推進に向けた課題を述べた。
鈴木 晃志郎
地域生活学研究   7 39-41   2016年12月
3.11 を契機に急増した太陽光発電施設をめぐる景観紛争について、本誌は知る限り学術誌で最も早く応答し、二年に亘る特集記事を組んで関係者の言説と提言をアーカイブした。本特集はその完結編にあたり、当事者による問題提起を両論併記した昨年の特集に続いて、これを読んだ関連諸分野の有識者による議論をまとめたものである。
鈴木 晃志郎
地域生活学研究   7 84-94   2016年12月
景観紛争を論じる上で不可欠かつほぼ同時並行的に成立した「NIMBY」、「受益圏・受苦圏」、「スケールの政治」の3つの類同的な概念装置を援用して、急増する太陽光パネルをめぐって当事者間に景観紛争が勃発している山梨県北杜市の紛争当事者の言説を分析し、「景観紛争の科学」の成立に向けた試論を展開しようとするものである。
記憶の修辞法としての復興ツーリズム
鈴木 晃志郎
日本観光研究学会全国大会研究発表論文集   31 357-360   2016年12月
本報告は、未来に向けて特に当該学会関係者に資することを目的とし、標記新造語をめぐる議論の焦点を絞って書きおくものである。まず新造語の語義について簡単に紹介した上で、関係する英語圏の議論に触れ、震災後の日本において新造語が生まれてきた背景を踏まえて、用語上の混乱を最少化していくために現状で考えうる対策についての若干の提言を行い、問題の交通整理を試みておく。
井出 明・鈴木晃志郎・深見 聡・須藤 廣
日本観光研究学会全国大会研究発表論文集   31 353-356   2016年12月
戦争や災害といった悲劇をめぐる旅であるダークツーリズムは、近年その対象を拡大しており、産業遺産についてもカテゴリーの一部を構成すると考えるようになってきている。本報告では、近代化産業遺産をダークツーリズムの観点から再考察し、そこから得られる教訓の重要性を踏まえた上で、今後の観光学が学術界や社会で果たすべき役割について多面的に検討する。
鈴木 晃志郎
地球惑星科学連合2016年大会予稿集   20 G03-23   2016年5月   [招待有り]
運営交付金の縮減が続く学界で、高騰する論文出版/購読料は研究活動に重大な影響をもたらし、「ハゲタカ出版」と呼ばれるエセ国際誌の台頭は研究倫理の問題をも投げかけている。本報告は機関リポジトリを活用して刊行する電子ジャーナルの試みを紹介し、アウトリーチの手段としての電子ジャーナルの潜在性と課題について解説する。適切に運用されれば、大学は雑多な投稿に対して適切な「質の判定(qualify)」をする機関として、新たな社会的役割を担うものと信じる。
鈴木 晃志郎
地域生活学研究   6 15-18   2015年12月
日本一の日照時間で知られる山梨県北杜市は、自治体による「新エネルギー」推進政策に加え、東日本大震災後に成立した所謂「再生エネルギー買取法案」による政策的な追い風が加わり、ここ2年ほどの間に太陽光パネルの設置件数が急増し、地域に新たな緊張をもたらしている。いま北杜市で顕在化しつつある問題は、遠からず全国に拡大するであろう未来の課題の縮図であり、ここで早急に対話と合意形成に向けた適切な試みをなすことは、この上ない社会貢献となり得よう。これが、本誌で特集号を企画した理由である。
鈴木 晃志郎
地学雑誌   124(6) 995-1014   2015年12月   [査読有り]
2013年の第37回世界遺産委員会で登録が決まった富士山の世界文化遺産登録をめぐる議論は、環境負荷に関するものが中心である。本研究は登録に際してユネスコが提示した6項目にわたる追加勧告に注目し、(自然遺産ではなく)世界文化遺産としての登録のもつ意義を検討しつつ、登録後に急増した安近短型のパックツアー客に対して、質的保証のなされた適切なインタープリテーションが施されることの重要性を指摘した。
鈴木 晃志郎
都市問題   106(7) 4-11   2015年7月   [招待有り]
執筆依頼により旧東京市政調査会の機関誌『都市問題』の特集「『迷惑施設』を考える」に寄稿。ポスト・フクシマの現代日本で、放射性廃棄物の処分をめぐってメディアを賑わせているのがNIMBYの言辞である。しかし、その概念を包括的に論じ、可能性と課題を展望したものは少ない。本稿は2011年の拙稿(観光研究学会論文集所収)を発展させ、NIMBY研究の視角から「迷惑施設」をめぐる議論をまとめ、展望を行った。
観光学者からみた富山
鈴木 晃志郎
地理   60(2) 18-27   2015年2月   [招待有り]
富山市民大学の講義内容をもとに執筆。富山は戦中期までの空襲と都市整備事業によってその歴史的文脈を喪失し、立山や五箇山など縁辺の観光が盛んな一方、都市部の観光は空洞化している。オルタナティブな観光を考えるには、工業都市としてのルーツに立ち返り、新たな物語を創出する試みが必要である。
Web 2.0時代の地理学と「電子地理情報倫理」
鈴木 晃志郎
地理   60(1) 48-51   2015年1月   [招待有り]
2000年代半ば以降、SNS等の普及により、Web 2.0が具現化した。地理情報技術においても、APIの実用化でユビキタス・マッピングが実現した。「いつでも、どこでも、誰もが」地図づくりに参画できる状況下では、企業や科学者を律してきた従前の規範や倫理が通用するとの前提はもはや成り立たず、新たな地理情報倫理の確立が必要である。
Operating repository-based online journal as a way of social contribution of universities: The first year accomplishment of JIRCL
Suzuki, K.
2014년 한국호텔관광학회 춘계 학술대회 예고집   31 496-513   2014年5月
Significant improvement in processing speed of computers and facilitation of high-speed internet access has subverted the presence of academic publishing system based on paper. Although the rapid growth of open access e-journals played an importan...
鈴木 晃志郎
E-Journal GEO   9(1) 73-83   2014年4月   [査読有り]
急速に多様化が進むジオパークは,国や地域によって様々な性格を帯びつつある.ジオパークの活動を地質学者や自治体関係者が牽引してきた日本では,その応用的な側面の検討に際して,教育的効果が強調され,地域振興との関わりでジオツーリズムが論じられることが多かった.しかし,火山地帯であり地震大国である日本においてジオパークのあり方を考える上で避けて通れないのは,地殻変動によってもたらされるネガティブな事象(災害)との関わりではなかろうか.本論文は,近年観光学で注目されているダークツーリズムの概念を紹介...
鞆の浦港湾架橋問題における景観の多義性について
鈴木 晃志郎
吉永明弘編 『都市の環境倫理 資料集』   92-112   2014年3月   [招待有り]
環境倫理学者の吉永明弘氏(江戸川大学専任講師:当時)の依頼を受け寄稿。史上初めて「歴史的景観権」が認められ、全国的な知名度を得た鞆の浦港湾架橋問題に関して、筆者が2008年以降進めてきた研究遍歴をまとめ、住民間の争議をもたらした大きな要因である景観概念の齟齬に関して問題提起を行うとともに、今後の観光まちづくりの局面に向けた提言をまとめた。
鈴木 晃志郎
歴史地理学   56(1) 1-20   2014年1月   [査読有り]
本論文は、「歴史的景観権」が史上初めて認められて全国的な知名度を得た広島県の鞆の浦で、筆者が2008年に実施したアンケート調査の結果を分析、推進・反対派双方の論理構造を可視化するとともに、賛否の別を問わずその態度の強弱が、ある種の決まり切った説明図式(「神話」性)にどれだけ自己同一化しているかで説明できることを明らかにした。一方の立場を強固にとり、対立する意見に「耳を貸さない」人々の他に「両方の言い分に耳を貸せる人」も相当数いることが示された。今後の観光まちづくりの局面においては、こうした...
鈴木 晃志郎
日本観光研究学会全国大会研究発表論文集   28 353-356   2013年12月
深夜交通の発達した大都市圏において、夜遊び(Nightlife)における移動の障壁は自覚されにくい。しかし、夕刻を過ぎると公共交通が早々に運行を終了してしまう地方都市では、夜遊び時間帯の移動手段の確保は切実な問題となる。逆にいえば、都市の特性をツーリズムの観点から考察するうえで、時間軸の視点をもつことは大きな意義と可能性を秘めていると考えられる。しかし、若干の例外(夜景や夜間ライトアップ)を除き、「夜のツーリズム」が観光学の議論において注目されることはほとんどなかったといってよい。本研究で...
「白川郷・五箇山の合掌造り集落」は何を語るか
鈴木 晃志郎
地理   58(11) 35-43   2013年11月   [招待有り]
月刊『地理』2013年11月号の特集「世界遺産 地域の視点」への執筆依頼を受け寄稿。登録から18年を経た白川郷は、(1)東海北陸道全通に伴う、名古屋大都市圏からの日帰り圏化が、(2)道路事情の改善による住民の兼業化やサービス産業への偏倚と相俟って景観の大きな変容を招き、真正性・秘境性を低下させた。名古屋圏から離れた五箇山はその秘境性を比較的維持したものの、高齢化と過疎化の問題を抱えた。これらは、中長期的にみた世界遺産登録の影響が、観光地化による集落機能の維持とそれによる真正性の低下のジレン...
鈴木 晃志郎
地域生活学研究   4 3-11   2013年10月   [査読有り]
地域生活学研究会の年報『地域生活学研究』は、大学図書館のリポジトリを活用し、大学の内外、専門のいかんを問わず幅広く寄稿できる実験的な電子ジャーナルとして新たな出発を遂げようとしている。本論文は、当該誌刊行の今日的意義について、特に近年急速に台頭しているメガ=ジャーナルへの批判的検討を踏まえて述べるとともに、メガ=ジャーナルの長所を包含する形で研究機関(とりわけ地方国立大学)における電子ジャーナルのあり方を探り、実践的な地域貢献の実験場として、『地域生活学研究』がもつ可能性についての提言をお...
鈴木 晃志郎
自然と社会   79 25-35   2013年8月
本研究は,既報の富山大学人文学部基礎ゼミナール受講生・鈴木(2013)で示された富山大生の意識調査の補足調査であり,回帰分析では充分に明らかに出来なかった被験者の潜在的な回答傾向を因子分析によって明らかにする試みである。重回帰分析で明らかになった正の効果への期待に加え,被験者の回答結果が内包する複数の潜在的な要因を因子分析によって検討した。分析の結果,主に2つの因子が抽出され,第1因子は先の回帰分析によって示された「正の効果への期待」を裏づける一方,第2因子として,開業後に顕在化するであろ...
伊藤修一・有馬貴之・駒木伸比古・林 琢也・鈴木晃志郎
経済地理学年報   59(2) 250-252   2013年7月
地理学者の有する地域課題解決のための知見やノウハウは、学部学科改組に伴って学際的な研究領域に身を置くことになった研究者たちによって、個別に蓄積された経験知の色合いが濃い。こうした経験知や深い見識を体系化しようとする動きが乏しいところに、現在の地理学が抱えるひとつの弱点があるように思われる。より豊かな経験知と深い見識をもつ中堅やベテランの地理学者から、地理学のレゾンデートルや貢献可能性について多方面から論じ、地理学の外に向けて情報発信する機運が高まったとき、地理学は他分野からも『役に立つ地理...
富山大学人文学部基礎ゼミナール受講生(安中優美・大野 桃・金子将大・金田京子・笹川知夏・白井菜月・関谷駿介・竹内亜衣・出蔵大志・野入早紀子・広長里菜・松田美佳・三宅克明・矢野実沙希・米田周平)・鈴木晃志郎
地域環境研究   5: 73-83   2013年6月
本研究は、担当教員の監督の下、富山大が例年開講する「基礎ゼミナール」の受講生15名により実施された調査をまとめたものである。富大生154人を対象に、北陸新幹線開業への態度や地域発展への寄与の見通しなどを問うて従属変数とし、既存の研究で示された正負の効果予測(14項目)に対する重要度評価を独立変数として重回帰分析(ステップワイズ法)した。その結果、駅舎改築、沿線への経済効果等の項目で有意な相関がみられ、これら正の効果予想が冨山大生の新幹線への態度を規定する要因であることが示された。また沿線出...
鈴木 晃志郎
日本歯科医史学会会誌   30(2) 90-94   2013年5月   [招待有り]
医史学関連二学会より、第41回日本歯科医史学会・第114回日本医史学会の合同総会および学術大会での特別講演を依頼され、その内容をまとめたもの。上記の事情により、日本医史学雑誌に採録された同名の論考と同一内容であるため、詳細は省略する。
鈴木 晃志郎
日本醫史學雑誌   59(2) 164-170   2013年6月   [招待有り]
本論文は、日本医史学会の招聘を受け、第114回日本医史学会・第41回日本歯科医史学会合同総会で実施する招待講演の内容を概説したものである。1980年代以降に台頭した地図学の新しい領域「批判地図学」の概要を紹介するとともに、主要な研究アプローチのひとつに史料分析をもつ点で地図学と関わりの深い、医史学(医学史)との対話と相互理解の可能性を提言している。
Suzuki, K.
Geographical Review of Japan Ser. B   85(2) 74-83   2013年5月   [査読有り]
To prove the existence of cultural diversity in human spatial cognition between Japanese and Americans by conducting a cross-cultural wayfinding experiment, 20 JP and 19 US univ. students were instructed to walk through a on campus route twice usi...
Suzuki, K.
Proceedings of the Japan Geoscience Union Meeting   2013 MTT37-P11 (published online)   2013年5月   [査読有り]
In the present study, the author intends to quantitatively visualize and analyze tourist maps for revealing tourism space territoriality. By use of geo-referencing that is mounted on the GIS, tourist maps were digitally matched respectively to the...
菊地俊夫・土居利光・鈴木晃志郎・新名阿津子・小泉武栄・富田啓介・フンク カロリン・目代邦康・岩田修二
E-Journal GEO   6(2) 191-202   2012年4月
本論文は、2010年秋期の日本地理学会におけるシンポジウム『ジオパークと地域振興』の概要をまとめ、各登壇者の論を述べたものである。ジオパークは地方の観光振興のツールとして、また地方大学(特に地学を専門とする研究者や教育者)にとっての地学教育のツールとして、大きな脚光を浴びており、その可能性が多方面から議論されている。筆者は、同じユネスコの「世界遺産」の先例をもとに、ジオパークと地域振興の関わりを慎重派の立場から論じた。ジオパークの観光資源としての可能性に過度な期待を寄せることは却ってそのリ...
鈴木 晃志郎
地域生活学研究   3 5-22   2012年3月   [査読有り]
近年、オルタナティブ・ツーリズムの隆盛に伴って、観光ガイドの果たす役割に注目が集まっている。その多くは、海外のボランティア・ガイドのフレームワークを範にして活動し、無報酬で、個人的な動機付けのみを頼りに活動を持続させている。この流れとは全く別のルーツを持ち、江戸時代初期から数百年にわたって有料の観光ガイドとして生計を立ててきたのが日光山の『堂者引き』である。本論文は彼らに焦点を当て、その歴史的背景と現状を分析することを通じて、文化的景観の持続的発展を考える上で観光ガイドの有料化がもつ可能性...
鈴木 晃志郎
進化経済学論集   16(B5-2) 1-11   2012年1月
脱施設化の進展や、エコロジーの台頭の結果、特に1970年代以降、地域にとって異質な存在(廃棄物処理施設や刑務所などの迷惑施設、障害者や同性愛者などの社会的弱者)に対し、各地で反対運動が起き、一種の社会問題となった。1980年代初頭、こうした反対運動に対して貼られたレッテルがNIMBY(必要なのは認めるが、我が家の側には持ってくるな)である。用語としての便利さから幅広い分野で用いられてきたにもかかわらず、NIMBYの概念整理は驚くほどお粗末であった。本稿では、スティグマ論の代表的な論客Hub...
NIMBY研究の動向と課題
鈴木 晃志郎
日本観光研究学会全国大会研究発表論文集   26 17-20   2011年12月
1980年代以降、不都合な施設立地に対して起こる反対運動を指していつしかNIMBYと呼ぶようになった。極めて広範に用いられながら、概念整理は極めて脆弱なNIMBYを、主に文献研究を通じて努めて包括的に整理・解題し、その理解促進に資することをめざしたのが本稿である。なお、本稿の内容は未完成であり、より完成度を高めた展望は旧東京市政調査会の機関誌『都市問題』106巻(2015年)7月号所収論文を参照されたい。
Suzuki, K.
The Journal of Ritsumeikan Geographical Society   23 11-25   2011年   [査読有り]
1990年代以降、情報コンテンツ産業の生み出す映画やTVドラマなどの知的生産物が、舞台となった地域に経済効果やイメージの向上をもたらすようになってきた。これをきっかけにした観光行動を検討する領域がメディア誘発型観光である。日本ではまだ体系的に論じられたことはなく、結果として成果の大半は地域振興の成功事例の報告にとどまってきた。そこで本論文は、文献研究を通じて内外の研究動向を整理し、以て日本のメディア誘発型観光研究の問題点と課題を展望した。その結果、日本の研究例のほとんどはそのプラスの影響の...
Potentiality of on-campus restaurant as a place for interaction - a case study in Tokyo periphery
Sonoda, K. and Suzuki, K.
Proceedings of the International Conference of TINA   5 147-158   2011年   [査読有り]
While an increasing number of studies have started to focus on the role of restaurant and food chain stores from business management and food tourism perspectives, little attention paid to on-campus restaurants. Owing to the recent political restr...
菊地俊夫・岡野祐哉・北島彩子・窪村麻里子・小池拓矢・園田健太朗・中村聡美・真栄田晃・鈴木晃志郎
観光科学研究   4 129-147   2011年   [査読有り]
本報告は,新治村(現在みなかみ町)の農村観光の拠点である「たくみの里」の現状を実証的に明らかにし,その地域観光に果たす役割と課題について検討した。対象地の来訪者は2010年現在で年間約45万人を数えるたくみの里の成功要因は、「たくみの家」と地域住民のノウハウやアイディアを用いて地域資源を有効活用したこと,そのための社会組織が構築されたことにあった。また本稿では、「たくみの里」における今後の観光振興の課題として,点的な観光拠点としての発展から,面的な地域観光の結節点となるための仕掛けの構築を...
鈴木 晃志郎
砺波散村地域研究所研究紀要   28 8-22   2011年
文化庁は近年、景観保全の新たな枠組みとして「重要文化的景観」の選定を始めた。本研究は、砺波平野の散村景観をこの重要文化的景観選定にすべく取り組みを進める砺波市(富山県)を事例に、批判的考察を行った。重要文化的景観の概念上のルーツは国連の文化的景観(Cultural Landscape)にある。世界遺産登録が徐々に“落ち穂拾い”化する中、景観評価の対象の裾野を拡げているのが近年の動向であり、いわば世界遺産を頂点とする景観価値の世界的な序列化がその背景にある。それは日常的な生活圏までも巻き込む...
鈴木 亮・林 琢也・角野貴信・鈴木晃志郎
観光科学研究   3 1-7   2010年   [査読有り]
環境教育推進関連法案の施行後、大学による地域貢献はいっそう強く求められている。こうした中、自然を体験的に学習できる場として、多くの大学が所有する演習林、植物園などの緑地の潜在的価値に注目が集まりつつある。本論文では、大学所有の緑地を地域へ公開した時に生じる諸問題を文献研究により整理するとともに、筑波大学菅平高原実験センターの樹木園を事例とし、今後の公開の在り方に関する考察を行った。
鈴木 晃志郎
観光科学研究   3 31-39   2010年
宮崎県日南市飫肥地区は、古くから飫肥杉で知られる林業の町であり、秀吉の九州征伐で功をあげた伊東氏が同地に飫肥藩を置いて以降は、幕末までその城下町として栄えた。しかし、高度成長期の1955年をピークに人口は長期的な減少に転じ、町内の空洞化が進んでいる。一方でその歴史ある町並みの美しさから、近年は日南市の観光地区として、『男はつらいよ』、連続テレビ小説『わかば』のロケ地となり、メディア誘発型観光現象が発生した。しかし、その効果は4年以内に終息し、地域への経済効果も限られたものにとどまった。現地...
鈴木 晃志郎
観光科学研究   3 57-69   2010年   [査読有り]
近年、地域活性化や観光振興を目的に、世界遺産登録を目指す動きが広まりつつある。世界遺産は、観光客にとってはもちろん、候補地を抱える多くの国や自治体、あるいは地域住民にとって、観光資源に新たな意味と権威を与え、観光地としてのブランド力を大幅に高める効果をもたらすからである。ゆえに、世界遺産登録をめぐる動きの中には、ステークホルダーやアクターの政治的意図が避けがたく含まれる。本論文では、現在、世界遺産登録をめざして活動を繰り広げている国内の各地域から、自然遺産(小笠原)と文化遺産(鞆の浦)にお...
鈴木晃志郎・佐藤信彌
観光科学研究   3 95-116   2010年   [査読有り]
本研究は、科学社会学の概念モデルであるアクターネットワーク理論を地理学に応用し、鉄道の延伸に伴って生まれたある街の社会史を状況論的に読み解く試みである。かつて太平洋側と日本海側から運ばれる塩の交易ルートにちなんで地名が定着した長野県塩尻市は、明治維新後、養蚕・生糸の生産・流通拠点の一角を担い、文明開化の黎明期を支えた。塩尻の市街化を促したのは、国家的事業として進められた鉄道建設であり、旧中山道に沿う形で延伸してきた中央本線と、北陸方面への大動脈である信越本線であった。鉄道が陸上交通の要とし...
Does media-induced tourism contribute to sustainable regional development?
Suzuki, K.
Proceedings of the 4th 2010 International Conference TINA   4 33-42   2010年   [査読有り]
Countless previous studies of media-induced tourism noticed that movies and TV-shows tend to lead to an increase in the number of tourists to a place of location. However, Japanese media-induced tourism studies have not criticized negative impacts...
鈴木 晃志郎
地理情報システム学会講演論文集   19(CD-ROM) 1-6   2010年
This study aims to clarify the sphere of the mediated tourism space of Tomo-cho (Tomonoura), a small inlet town located in a suburb of Fukuyama city in Hiroshima prefecture. The coordinates of nine tourist maps and four direction boards of Tomonou...
鈴木 晃志郎
日本観光研究学会全国大会研究発表論文集   25 161-164   2010年
本研究は、港湾架橋事業の可否をめぐって揺れる福山市鞆町(鞆の浦)において、観光案内図に掲載された観光名所の掲載頻度の分布パターンをGISで解析するものである。鞆の浦の観光空間の拡がりを掲載地点の密度分布パターンから把握し、製図者によって「訪れるべき名所」と価値づけられた掲載地点の分布傾向に含まれるジオポリティクスを定量的に読み解く。分析は観光案内図11枚を対象とし、内容分析から計223地点の観光名所が抽出された。そこで、各掲載地点が11枚中何枚に引用されたかを掲載頻度として集計し、各々の位...
鈴木晃志郎・鈴木 亮
観光科学研究   2 85-93   2009年
首都大学東京の南側斜面にある松木日向緑地は、十分な維持管理が行われていないため近年ササや竹林が繁茂し、荒廃が進んでいる。この背景には、大学側が管理のための予算を継続して取ってこなかったこと、維持管理のための組織体制が学内で統一できていないことが関係している。松木日向緑地は、大学移転前までは地域の里山であり、人々の生活と密接に関わりのある入会地的性格をもった緑地であった。しかし大学側は、移転当初から地域住民の立ち入りを禁止し、圃場のみ技術職員を配置して維持管理にあたらせた。これに熱心な教職員...
鈴木 亮・鈴木晃志郎
観光科学研究   2 95-102   2009年
竹林は、適正な管理をおこなえば竹材・タケノコの生産が可能となる森林資源である。しかし近年、放置された竹林はやぶ状化が進み、周囲林への拡大が問題となってきた。竹林は広義の里山の一部であり、竹林の拡大は二次林としての里山の荒廃と表裏一体の関係にある。本論文は、首都大学東京の所有する松木日向緑地の持続可能性について、主に竹林拡大の観点から問題点を探ることを目的とする。当該緑地の二次林としての管理・運営上の問題点については、すでに別稿(鈴木・鈴木2009)で論及した。本論文は、里山の荒廃が竹林の拡...
鈴木晃志郎・鈴木 亮
小笠原研究年報   32 27-47   2009年
小笠原諸島は現在、2011年の世界自然遺産登録に向けた取り組みが進められている。そこで本研究は、小笠原の自然環境の現状と登録に向けた課題を、文献研究と現地視察によって多方面から整理した。分析の結果、現行の基本計画は、外来生物の侵入・拡大や固有種再生の取り組みは進んでいる一方、登録後の継続的な環境保全・適正利用のための枠組みづくりが十分でないことが明らかにされた。「適正利用」や「持続可能な開発」の美名のもと、観光開発を無制限に受け入れれば、小笠原は危機遺産化する危険もある。観光活動がもたらす...
鈴木 晃志郎
日本観光研究学会全国大会研究発表論文集   24 85-88   2009年
映画やテレビドラマの制作・配給・上映を通じて、特定の地域に対するイメージが変化し、結果的に観光客の誘客や地域イメージの向上、その他のさまざまな効果に結びつくことがある。1990年代以降、観光学者がこうした現象に注目し、専門的な研究の対象とするようになった。これらは、メディア誘発型観光と総称されている。本発表は主に文献研究を通じてそれらを行い、主に日本のメディア誘発型観光を研究する上での展望を得ることを目的とする。
鈴木晃志郎・鈴木玉緒・鈴木 広
観光科学研究   1 50-68   2008年
福山市鞆町は、古い城下町特有の道路狭小に由来する交通問題を解消すべく自治体が提示した港湾架橋道路案をめぐり、架橋推進派と架橋反対派との間で軋礫が続く場所である。本研究は当地における住民運動に焦点をあて、各種資料の内容分析および当事者への面接調査を通じて各々の住民運動の歴史的経過を詳細に検討した。その結果、鞆の住民運動のうち反対派のそれは、2000年ごろを境にその性格が大きく変化していることが明らかになった。2000年よりも以前、推進派と反対派の活動家は、港湾架橋に関しては相対する一方、まち...
鈴木晃志郎・若林芳樹
地学雑誌   117(2) 522-533   2008年   [査読有り]
Geographers have made a variety of studies using guidebooks to clarify the meaning and distribution of tourist sites in cities. Nevertheless, few studies quantitatively examine the spatial distribution of tourism sites in detail. In addition, litt...
鈴木晃志郎・若林芳樹
地理情報システム学会講演論文集   15 113-118   2006年
本研究は、日米の複数の観光案内書に掲載された全ての掲載地点を、アトラクションの種目別にアドレスマッチングして地理情報システム上で空間解析し、分布傾向の日米間の差異を分析を行った。また密度推定による分布傾向の差分解析を実施し、日米の案内書の掲載地点には、分布パターンに一定の差異が認められることが分かった。
若林芳樹・鈴木晃志郎
地理科学   60(1) 40-53   2005年   [査読有り]
世界的な行動地理学の権威、Reginald Golledgeは、1984年に視覚障害者となった後も障害の地理学(geography of disability)を切り開き、GPSを活用した視覚障害者のための外出行動支援ツール(UCSB Personal Guidance System)を共同開発するなど、多くの先駆的業績を残した。本論文は彼の生涯と主要な研究成果をレビューし、その学術的貢献について展望したものである。
A cross-cultural comparison spatial information in tourist guidebooks
鈴木 晃志郎
博士論文(東京都立大学)   1-65   2004年   [査読有り]
Based on the critical review of articles in related fields of research, this dissertation makes comparison of spatial descriptions for navigation between Japan and America from cross-cultural and geographic perspectives, based on 24 tourist guideb...
Suzuki, K.
The Geographical Reports of Tokyo Metropolitan University   38 51-63   2003年
The aim of this study is to examine cultural differences in the style of describing locations of four cities between Japanese and English-language guidebooks. Two indexes representing the qualitative and quantitative properties of visual informati...
Suzuki, K.
Geographical Review of Japan   76(5) 1-21   2003年   [査読有り]
This study makes comparison of spatial descriptions for navigation between Japan and America from cross-cultural and geographic perspectives, based on 24 tourist guidebooks of four cities in Japan (Kyoto, Tokyo) and the U.S (Boston, New York City)...
若林芳樹・鈴木晃志郎
地図   41(4) 3-16   2003年   [査読有り]
Maps not only provide a conceptual model of the human spatial cognition but also act as a source of information for spatial knowledge. In addition, spatial cognition research provides cartography with a lot of findings useful for solving theproble...
鈴木 晃志郎
地図   39(3) 10-17   2001年   [査読有り]
観光案内書は地図情報伝達の媒体のひとつに過ぎないが,読み手の必要としている情報を予想し,効率良くそれを伝達するための工夫がなされているという点では,官製の地図よりも遥かに実用的な媒体といえる。そのため,社会・文化が持っ空間表現のスタイルの違いも端的に反映されていると考えられる。そこで本研究では,認知地図形成の異文化比較を実証的に行なうための手がかりとして観光案内書に注目し,そこに掲載された案内図の内容分析を行った。
鈴木 晃志郎
人文地理   52(4) 601-615   2000年   [査読有り]
This paper summarizes the debate between Blaut and Downs (and his collaborator, Liben) concerning the development of mapping abilities of young children.Jean Piaget's theory of cognitive development has been one of the most influential theories in...
認知地図研究への比較文化的アプローチ
鈴木 晃志郎
修士論文(立命館大学)   1-90   1999年   [査読有り]
1970年代以降、心理学の影響下に発展してきた認知地図研究では、いわゆる「攪乱要因」を徹底して排除することによって成り立つ実験的な手法に基づき、外在化された認知地図の「歪み」をもとに、脳内の認知地図の形成過程を推測するというアプローチを精緻化させることで発展した。本研究はこれを、「歪みアプローチ」と命名し、その方法論的な問題点を文献研究で展望するとともに、オルタナティブな研究手法を検討したものである。
河島一仁・上田智也・大迫孝士・Khisty Sonali・佐野洋・鈴木晃志郎・中尾賢治・黄銀執・山田耕生
立命館地理学   9 83-93   1997年   [査読有り]
立命館大学の河島一仁教授を中心とするゼミ生たちが実施した調査報告である。京都市北区の「きぬかけの路」について、受講生それぞれがテーマを設定して地域調査を行い、その成果を持ち寄って論文にまとめるPBL(Project based Learning)の手法が用いられている。

Misc

 
【学界展望・年間展望】ツーリズム
鈴木 晃志郎
人文地理   67(3) 54-56   2015年6月   [依頼有り]
富山における歴史性の喪失-昭和初期の都市改変と大空襲
鈴木 晃志郎
地理   60(2) 2-2   2015年2月
鈴木 晃志郎
地域生活学研究   5 42-43   2015年1月
鈴木 晃志郎
地理   58(11) 2-3   2013年11月   [依頼有り]
発表要旨:公共事業に対する賛否は観光圏の仮定によって説明されるか
鈴木 晃志郎
歴史地理学   262    2013年
Some challenges in inscribing local environment on the Important cultural landscape list - A case study of the dispersed settlement in Tonami plain -
Suzuki, K.
Proceedings of the Annual Colloquium of the International Geographical Union   21: 14   2013年7月   [査読有り]
The aim of the presentation is to introduce the historical origin, status quo, and prospects of Important Cultural Landscape proposed by Japanese Agency for Cultural Affairs highlighting Tonami dispersed settlement in Tonami plain, Hokuriku regio...
利賀村の変容
鈴木 晃志郎
歴史地理学会巡検資料集   56 22-29   2013年5月
観光振興
鈴木 晃志郎
歴史地理学会巡検資料集   56 40-47   2013年5月
公共事業に対する賛否は観光圏の仮定によって説明されるか
鈴木 晃志郎
歴史地理学会大会発表資料集   56 49-52   2013年5月

講演・口頭発表等

 
景観紛争におけるスケールの政治とジオエシックス
鈴木 晃志郎
日本地理学会2019年春季学術大会シンポジウム「ジオエシックスとジオパーク」」   2019年3月20日   
心霊スポットの空間分布パターンにみる超常現象観の時代変化
鈴木晃志郎・于 燕楠
日本地理学会2019年春季学術大会   2019年3月20日   
心霊スポットの内容および分布特性からみた富山の建造環境
于 燕楠・鈴木晃志郎
第9回北陸地域政策研究フォーラム   2019年3月9日   
地理情報システムを用いた住民意識の可視化の試みー鞆の浦港湾架橋問題をめぐってー
鈴木 晃志郎
経済地理学会中部支部9月例会   2018年9月29日   
A newly emerging ethical problem in PGIS - Ubiquitous atoque absconditus and casual offenders for pleasure
鈴木 晃志郎
4th International Conference on Geographical Information Systems Theory, Applications and Management   2018年3月18日   EuroGeographics
地理空間情報の倫理と地理教育の役割 [招待有り]
鈴木 晃志郎
富山県高等学校教育研究会 地理部会   2018年2月20日   
パネリスト(シンポジウム『地方創生に向けた地理情報の活用とは』) [招待有り]
鈴木 晃志郎
越境地域政策研究フォーラム2017   2018年2月10日   
地理学からみた防犯教育指導の考え方 [招待有り]
鈴木 晃志郎
富山県防犯教育指導者講習会   2017年11月9日   
地理空間情報をめぐる新たな倫理的課題 [招待有り]
鈴木 晃志郎
北陸G空間フォーラム   2017年9月20日   
ダーク・ツーリズムの視角からみた観光地富山の可能性
鈴木 晃志郎
第1回「人文知」コレギウム―富山、「病い」の未来を切り拓く―   2017年6月28日   

Works

 
対談「コンパクトシティ(古池嘉和氏との対談)」. 富山大学芸術文化学部古池研究室・富山市(編) Toyama News Letter, No.2013.02 発行:富山市.
鈴木 晃志郎   その他   2013年3月 - 2013年3月
プログラムノート「漂泊する身体,彷徨うこころ」. アンサンブル・ヴィルトゥ演奏会V
鈴木 晃志郎   芸術活動   2007年11月 - 2007年11月
プログラムノート「郷土・民族をめぐって東欧の地で交錯した各々の想いをたどる」. アンサンブル・ヴィルトゥ演奏会IV~旧東欧の知られざる名作曲家.
鈴木 晃志郎   芸術活動   2006年10月 - 2006年10月

担当経験のある科目

 

競争的資金等の研究課題

 
人と社会の側からみた地図・地理空間情報の新技術とその評価
日本学術振興機構: 科学研究費補助金(基盤A)
研究期間: 2017年4月 - 2020年3月    代表者: 若林 芳樹
日本地理学会の研究グループ「GISと社会」のメンバーとして、地理空間情報の倫理に関する研究を担当する予定。
原発の温排水をめぐる地域の社会関係の解明
北陸銀行: 研究助成
研究期間: 2011年4月 - 2012年3月    代表者: 鈴木晃志郎
北陸銀行の若手研究者向け研究助成事業(ほくぎん若手研究者助成金)採択課題。原子力発電所が地域貢献の一環として行っている、温排水を使った様々な取り組みに着目し、事業が地域内に生み出した社会関係を通じて、今後の原子力行政を考える上でのひとつの知見を提供しようとするもの。
ロケ撮影が地域へもたらす影響等に関する調査
東京都産業労働局: 受託研究
研究期間: 2009年4月 - 2010年3月    代表者: 鈴木晃志郎
2000年以降,地域イメージの向上やロケ隊・観光客の経済効果を狙って,映画やTVのロケ隊を誘致する自治体が急増し,撮影時の交渉を代行する「フィルム・コミッション(FC)」の設立が増加した。しかし,多くはロケハンの誘致を観光振興に結びつけようとするものである。経済規模の大きい都市部で,地方のように経済効果やイメージ向上を把握することは困難で,公金を投じて事業を推進する理由には結びつきにくい。そこで,大都市圏FCの合理的なレゾンデートルを,基礎研究を通じて明らかにした。
「開発=保全」問題に直面したコミュニティにおける住民意志決定のメカニズム
日本学術振興機構: 科学研究費補助金(若手B)
研究期間: 2008年4月 - 2010年3月    代表者: 鈴木晃志郎
歴史・文化的景観保全(景観権)と,公共事業を通じた生活環境の利便性向上(生活権)の,2つの価値観の間で揺れる「鞆の浦」において,住民たちがいかに意志決定をし,外部に働きかけて運動を展開してきたかを,コミュニティ分析や住民運動研究の視点から捉える。

受賞

 
2017年
地理情報システム学会 学会賞(著作部門) 若林芳樹ほか編著『参加型GISの理論と応用』
受賞者: 若林芳樹ほか編著(分担執筆者として)
 
2016年10月
富山大学研究連携推進機構 Toyama Science Gala 2016 一般研究部門 特別賞 意識調査結果に及ぼす地理的条件の影響の検討-GISによる空間解析