MISC

2008年

エナメル小柱の捻れや彎曲を生み出すエナメル芽細胞の免疫組織化学的検討

日大口腔科学
  • 太田(横田) ルミ
  • ,
  • 太田(横田)ルミ
  • ,
  • 鈴木久仁博
  • ,
  • 新美寿英
  • ,
  • 小澤幸重

34
3
開始ページ
151
終了ページ
154
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本大学口腔科学会

イヌの歯胚を用いて免疫組織化学的にエナメル芽細胞を検索した。アクチンとケラチン(K)14の二重染色で、全体的にはいずれも基質形成期のエナメル芽細胞〜中間層〜外エナメル上皮に反応を示した。しかし、一方のみに反応を示す細胞集団も認め、K14およびアクチンの局在には大まかな周期性変化があることが示された。エナメル芽細胞と中間層では主にアクチンが局在し、外エナメル上皮とエナメル芽細胞の中間層側、トームスの突起には主にK14が局在していた。エナメル器を詳細に観察したところ、外エナメル上皮はK14、中間層の外側はアクチン、内層はK14とそれぞれの反応を示す細胞が一体となり、一定の細胞集合を形成していた。そのエナメル芽細胞層中にもK14あるいはアクチンの反応を示さないトームスの突起がみられた。走査型電子顕微鏡による観察では、シュレーゲル条を形成するエナメル芽細胞が集団化し、互いに交叉しねじれる像が捉えられた。

リンク情報
URL
https://search-tp.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2008&ichushi_jid=J01012&link_issn=&doc_id=20090615330006&doc_link_id=%2Fde1niora%2F2008%2F003403%2F006%2F0151-0154%26dl%3D0&url=https%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Fde1niora%2F2008%2F003403%2F006%2F0151-0154%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif
ID情報
  • ISSN : 0385-0145
  • 医中誌Web ID : 2009243792

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