MISC

2008年1月

死産、早期新生児死亡を体験した母親の語りからみる助産師の役割

日本看護学会論文集: 母性看護
  • 木地谷 祐子
  • ,
  • 蠣崎 奈津子
  • ,
  • 石井 トク

38
開始ページ
92
終了ページ
94
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本看護学会

死産、早期新生児死亡を体験し5〜6年経過した母親2名を対象として、死別体験および当時から今までの心の揺れとその変化について調査・分析を行い、助産師の役割について検討した。半構成的面接より得たデータから作成した逐語録、対象者の手記、E-mailを用いたやり取りでの記載内容を全て時系列に整理し、分析した結果、子どもを亡くした後の母親2名の悲嘆過程の特徴として「孤独感-悲しみに蓋をすること」、「体験を語ることによる、気持ちの落ち着き」の2つが挙げられた。また、これら悲嘆過程における体験の特徴から助産師の役割を考察した結果、「「話を聞く」・「寄り添う」ことの大切さ」、「退院後の生活をみすえた夫婦間の関係づくり」の2つのテーマが見出された。母親達とのパイプ役となり、情報を提供していくことも助産師に求められる重要な役割であると考えられた。