2014年6月
A県内陸部在住の所属施設を持たないベテラン看護職者が災害看護活動の場を開拓していくプロセスと活動を通しての思い
岩手看護学会誌
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- 巻
- 8
- 号
- 1
- 開始ページ
- 16
- 終了ページ
- 28
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 岩手看護学会
本研究の目的は、組織を持たないベテラン看護職者が東日本大震災の被災地において、発災直後から今日までの災害看護活動の場を開拓していくプロセス、また、活動を通しての思いを明らかにすることである。方法は、所属施設を持たない看護職者で支援活動を行っているB団体の5名にインタビューを行い、内容を分析した。分析の結果、試行錯誤のなかでも何か支援をしたいという気持ちを強く持ち、これまでのつながりを生かし、活動の糸口をみつけ、これまでの経験で培った力をさり気なく発揮した活動を行っていた。ベテラン看護職者が災害支援活動を展開することは、幅広い知識と技術、冷静で適切な状況判断などが可能になると考えられ、経験知を活かした活動、強みを活かした活動ができ、さらには被災地の風土を熟知した看護職者であったこともあり、被災者に寄り添う支援者として安心を与えることにつながったと示唆された。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 1882-7381
- 医中誌Web ID : 2014338614