2009年
貯水ダムの生態系影響を軽減するための河床地形管理に関する研究
京都大学防災研究所年報
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- 巻
- 号
- 53
- 開始ページ
- 763
- 終了ページ
- 772
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 京都大学防災研究所
河床地形の生態的機能評価手法を開発するために,河道の流下粒状有機物に占めるプランクトンの寄与率の流程変化を測定することによって河床地形の有機物捕捉効率を推定し,これを河床の生態機能の指標に用いた。地形条件の異なるダム下流河川における現地調査資料に基づき.有機物捕捉効率と河床地形要因との関係を回帰分析により調べた結果、単位水面面積あたり水際線長さおよび平均水面幅が有機物捕捉効率の変数となりうることが示された。すなわち河道の有機物トラップ効率は水際線長さが長い指数関数的に増加し、水面幅が狭いほど反比例的に捕捉効率が高まることが示された。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0386-412X
- CiNii Articles ID : 120002515103
- CiNii Books ID : AN00027784
- identifiers.cinii_nr_id : 9000258739979