2017年
伝統的河川工法・竹蛇籠による河道内物理環境の多様性の再生
土木学会論文集 B1(水工学)(Web)
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- 巻
- 73
- 号
- 4
- 開始ページ
- I_1195
- 終了ページ
- I_1200
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/jscejhe.73.I_1195
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
木津川ではみお筋の河床高が年々低下が進み,平水位の低下が発生して既存ワンドの冠水頻度の減少などが発生しており,ワンドを利用する生物の生息場が失われつつある.また,流路内の早瀬の数の減少も確認されており,河道内の物理環境の単調化が発生している.そこで,竹で編んだ籠に石を詰めた竹蛇籠に着目した.竹蛇籠は,石詰めであるため透過性があり,石の隙間が小魚や水辺の昆虫などのすみかとなる.竹は水中では腐りにくいため,長期的に使うことができ,また役目を終えれば自然に還る.そこで本研究では,河道内の物理環境の単調化を抑制して早瀬やワンドの創出を行うため,伝統的河川工法である竹蛇籠を設置し,多様な魚類の生息場を確保する方法について検討した.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscejhe.73.I_1195
- ISSN : 2185-467X
- J-Global ID : 201802252101980031
- CiNii Articles ID : 130006406082