2011年4月 - 2014年3月
電離圏嵐の数値予報:北極・赤道域観測と連携したシミュレーション手法開発と実証
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
極域超高層大気(高度約80~500kmの大気領域)へのオーロラ現象に伴うエネルギー流入や下層大気に起源を持つ大気波動の伝搬・エネルギー輸送、そしてその結果として生じる大気変動について調べた。レーダー・ライダー観測により、太陽活動が極小から極大へと向かう期間の電離圏・熱圏変動に関する幾つかの特徴を明らかにした。また、数値シミュレーションから極冠域での熱圏変動、特に、オーロラ活動変化に伴う熱圏加熱、熱圏風加速がオーロラオーバルの拡大・収縮によって効率的に起きることがわかった。更に、数値シミュレーションにより、下層大気起源の幾つかの大気波動が熱圏・電離圏変動を引き起こすことが明らかとなった。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 23340144
- 体系的課題番号 : JP23340144