2005年9月
人工トロン温泉由来の放射能と負イオン(マイナスイオン)の諸特性
Radioisotopes
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- 巻
- 54
- 号
- 9
- 開始ページ
- 19
- 終了ページ
- 27
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.3769/radioisotopes.54.375
- 出版者・発行元
- (公社)日本アイソトープ協会
実際の人工ラドン温泉で利用されている加工した粉末状のモナズ石を水に浸すことで温泉状態を模擬するなどし,その際の放射能とマイナスイオンの基礎的特性について検討した.モナズ石含有のトリゥム系列核種とウラン系列核種の比放射能比は5.3であった.モナズ石含有核種の水への溶出率のpH(3.5〜12.5)依存性は,228Acと212Pbではモナズ石含有の高イオン化傾向の希土類元素のため酸性側ほど溶出率が大きくなったが,214Biと214Pbではモナズ石含有のそれら自体が少ないため有意に検出されなかった.モナズ石由来の空気中イオン量はモナズ石近傍ほど(10cm以内)多く,放出されるα線の飛程にほぼ一致した.また,空気中の相対湿度(35〜60%)が高いほど空気中イオン量も増加し,水和型で安定・存在することと一致した.更に,α線が水を電離する量はモナズ石の表面近辺で多かった
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.3769/radioisotopes.54.375
- ISSN : 0033-8303
- eISSN : 1884-4111
- 医中誌Web ID : 2006036958
- J-Global ID : 200902258833552383