共同研究・競争的資金等の研究課題

2012年4月 - 2014年3月

英文学およびイタリア文学におけるオペラ・リブレットの韻律と音楽表現の相関性

明治大学人文科学研究所  個人研究第1種

担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
1,260,000円
(直接経費)
1,260,000円
(間接経費)
0円
資金種別
競争的資金

オペラのリブレットにおける作曲家とリブレッティスタ(脚本家)の関係について、どんな問題が生じるかは複雑だがその1つに韻律という言語表現とそれに作曲家がどう向き合い、どういう音楽表現を与えるかという問題がある。作曲家とリブレッティスタが絡む問題には他に検閲の問題がある。各国文学とリブレットの関係ではイタリア文学の中のトルクヮート・タッソの『解放されたエルサレム』を取り上げ、そこからヘンデルの《リナルド》とロッシーニの《アルミーダ》が生まれたことを論じた。20世紀の英詩人であるW.H.オーデンとチェスター・カールマンが共作でリブレットを書いた《放蕩者のなりゆき》とベンジャミン・ブリテンのオペラ《ルクレティアの陵辱》を取り上げた。