2019年4月 - 2022年3月
カンジダ・アルビカンス細胞表層蛋白を標的としたカンジダ症治療薬開発への新たな試み
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
研究代表者の見出した病因真菌Candida albicansの細胞表層タンパクは病原性の強い菌糸形へのスイッチングと口腔粘膜侵入後の増殖機構に寄与しており、カンジダの複雑な病原性発揮メカニズムを探る新たな糸口となり得る可能性を秘めている。この細胞表層タンパクの役割をさらに詳細に明らかにすることは、口腔カンジダ症の進行・重篤化の初期段階での阻止につながり、病原性の抑制および口腔カンジダ症の治療法確立の新たなアプローチになると考えられる。
菌糸型増殖と鉄獲得に着目し細胞表層タンパク遺伝子欠損株を用いた研究を進行中であるが、さらに次世代シーケンサーを活用した解析を加えることにより、口腔カンジダ症発症進行メカニズムの理解と、細胞表層タンパクのカンジダ症治療薬の新規なターゲットとしての可能性を探っている。
菌糸型増殖と鉄獲得に着目し細胞表層タンパク遺伝子欠損株を用いた研究を進行中であるが、さらに次世代シーケンサーを活用した解析を加えることにより、口腔カンジダ症発症進行メカニズムの理解と、細胞表層タンパクのカンジダ症治療薬の新規なターゲットとしての可能性を探っている。
- ID情報
-
- 課題番号 : 19K10323