MISC

2002年12月

命令コードの実行時置き換えによるプログラムの解析防止

信学技報, 情報セキュリティ研究会
  • 神崎 雄一郎
  • ,
  • 門田 暁人
  • ,
  • 中村 匡秀
  • ,
  • 松本 健一

ISEC2002-98
511
開始ページ
13
終了ページ
19
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

本稿では,ソフトウェアを不正な解析行為から保護するための一手法を提案する.キーアイデアは,命令コードを自己書き換えする仕組みをプログラムに追加することで,プログラムの解析を困難にすることである.提案方式によって得られる機械語プログラムは,多数の箇所がダミーの命令コードでカムフラージュされており,各々が実行時のある期間だけ正しい命令に置き換えられる.解析者がダミーの命令コードを含む部分を読むと誤った理解をすることになり,解析に失敗する.提案する方式は,特別なハードウェアを必要とせず,低コストで著しく解析が困難なソフトウェアが実現可能である.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003295970
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10060811
URL
http://www27.cs.kobe-u.ac.jp/achieve/data/pdf/62.pdf
ID情報
  • ISSN : 0913-5685
  • CiNii Articles ID : 110003295970
  • CiNii Books ID : AN10060811

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