2005年6月
スラグ石膏セメントを使用したポーラスコンクリートの耐久性に関する研究
コンクリート工学年次論文集
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- 巻
- 27
- 号
- 1
- 開始ページ
- 1285
- 終了ページ
- 1290
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本コンクリート工学協会
産業副産物の有効利用と天然資源の温存を目的として,ボルトランドセメントを全く使用しないスラグ石膏セメントを結合材とし,骨材にも天然砕石に加えスラグ骨材を使用したポーラスコンクリートの耐久性について検討した。その結果,スラグ石膏セメントを結合材としたポーラスコンクリートは,全体的に凍結融解に対する抵抗性は劣った。しかし,圧縮強度が大きいポーラスコンクリートは,耐硫酸塩抵抗性,乾湿繰返しに対する抵抗性が優れ,かつ,水中に浸漬した場合,pH値の上昇を抑制できることから,水環境への負荷が小さいコンクリートであるということが明らかとなった。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1347-7560
- CiNii Articles ID : 110009695713
- CiNii Books ID : AA12600419