2003年2月
入学前の看護学生の子どもに対する接触および行為体験の実態(共著)
看護栄養学部紀要
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- 巻
- 3
- 号
- 開始ページ
- 85
- 終了ページ
- 91
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 県立長崎シーボルト大学
小児看護の教育内容の構築や教育方法を検討する目的で、長崎県と佐賀県の看護大学に通う未婚の女子学生2年生(154名)を対象にアンケート調査を行った。その結果は、(1)対象の年齢は20〜24歳で、兄弟人数は3人兄弟、核家族が半数以上を占めていた。(2)単に子どもといった場合、どの年齢の子どもをイメージするか尋ねると「幼児期後期」が最も多い。(3)兄弟順位別の比較では長子が末子より子どもと接する機会が多く、日常生活行為体験が豊富である。(4)小児看護領域の仕事に対する関心別の比較では、関心のある学生は乳幼児の世話に好意をもち、日常生活行為を多く体験した。(5)以上のことから、子どもとの接触や日常生活行為体験が、学生の子ども理解に影響するといえる。子どもとの接触が少なく日常生活行為体験に乏しい学生の実態をふまえ、小児看護の効果的な教育内容の構築上の示唆を得ることができた。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110000971451
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11563124
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/6472301
- ID情報
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- ISSN : 1346-6380
- CiNii Articles ID : 110000971451
- CiNii Books ID : AA11563124